有名チェーンのモデルから考える

喫茶店では、コーヒー1杯でどんだけ粘っていいのだろう?

2007.12.20 THU



イラスト:つるけんたろう
どこに行っても混みっ混み! 今どきのカフェって、コーヒーを飲み終えたらすぐに退散するべきか、ダラダラと居座ってもいいのか…空気、読みづらくない!? はたして、1杯でどのくらい粘ってもよいのだろう。『スタバではグランデを買え!』(ダイヤモンド社)の著者、吉本佳生氏に相談しよう!

「珍問ですね(笑)。とりあえず、おなじみのチェーン店では、コーヒー1杯280円が相場だとします。そこから大ざっぱに計算すると、コーヒー豆やミルク、砂糖などの原価は1杯15円~40円程度だと想像できる。そして、従業員1名を時給840円で雇っているとすると、人件費は1分につき14円。仮に従業員がコーヒー1杯を売るのに5分かかるとすると、70円の人件費がかかることになり、さらに店舗の家賃や光熱費などを上乗せすると、1杯あたりのコストの合計はラクに200円を超えますね」

やはり、コーヒー1杯での儲けは雀の涙。だから店側は客の回転率を上げたいわけで、満席の場合は長居されると痛いわけで…つまり“満席になるまで=粘れる時間”と考えるのが紳士のマナーだ。でも紳士ではない俺様は、他の人が出て行くことを期待するね。てか、テイクアウトの客も大勢いることだし、時間帯や店舗の状況によっても全く計算が変わるだろうし…複雑だ。

「私の著書では、スターバックスではグランデサイズのコーヒーを買うと客と店の双方にとって利益が高いことを計算しています。そのため、スモールサイズを買うよりは粘れる時間が長くなると考えることはできますが、1杯で何時間という答えを割り出すのは非常に難しい。ただし、正しいと言える答えは“好きなだけいてもよい”というものです。その上で、店側が席数や価格設定を考慮するべきだという考え方ですね。現実もこれに近いのでは」(吉本氏)

結論。とりあえず大きいサイズのコーヒーを買う。そして、その1杯で粘れる時間は、各々が持ち合わせた鈍感力のサイズに比例して延びる!


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト