保湿、光触媒、着色…

高度な技術が支えるティッシュビジネス最前線

2008.01.17 THU

今年の冬はインフルエンザが猛威を振るうといわれている。また、環境省の速報によれば関東地方の今春の花粉飛散量は前年と比べて1・5倍から3倍増。チーンチーン。嫌な季節がやってきます…。そんな折に欠かせないのがティッシュペーパー。ここ数年は付加価値を持たせた高級品が台頭している。その代表が保湿系ティッシュだ。

王子ネピアが04年に発売を開始した「鼻セレブ」は、通常のボックスティッシュの実勢価格が1箱約60円程度に対し、約260円と高いが順調に売り上げを伸ばしている。同社は昨年2月に、やわらかさとしっとりさをさらに追求した「超鼻セレブ」、12月にクリスマス仕様の「聖なる超鼻セレブ」(ともに1箱1500円)をネット限定で発売。どちらも数日で完売したという。

「ソルビットと天然グリセリンという2つの保湿成分を配合、天然パルプに空気中の水分を取り込んでその潤いをキープする仕組みです」(王子ネピアマーケティング部・森谷誠一郎さん)

また、日本製紙クレシアも昨年、消臭・抗菌・空気清浄効果がある「美空圏」(350円)を発売。ボックスに施された特殊なコーティングに光触媒技術を応用、6畳間なら4時間強でタバコの匂いを消し去る。

「性別や用途によっても需要は様々なので、今後はさらにニッチな商品が出てくるはず。アメリカではすでに、紙のサイズが大きくて厚い男性向けティッシュが販売されています。日本でも家族のそれぞれがマイティッシュを持つ時代が来るかもしれませんね」(マーケティング本部・高橋 守さん)

さらに大昭和ファーストが外箱も紙も真っ黒の「黒のティッシュ」(500円)を発表。薄く柔らかい紙に濃い色を付けるには高い技術が必要になるそうだ。

ところで、『R25』としてはぜひ究極のメンズ商品、いわゆる“自慰行為後”専用ティッシュを開発してもらいたいもの。今回取材した2社に恐る恐る提案しておいたので乞うご期待!


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