不景気&物価高。最悪のシナリオ再来か?

スタグフレーションがやってくるってホント?

2008.02.07 THU

高騰するガソリンから、カップ麺もパンもチョコも、そしてビールも! ありとあらゆる日用品の値上げラッシュが続いている。かたや、景気はというと株価をはじめ右肩下がりの様相。これって一体…?

いま、日本経済は「スタグフレーション」への突入が懸念されている。これは、スタグネーション(不況)とインフレーション(物価上昇)の合成語で、文字通りこれら2つの現象が同時進行することを指す。

通常、物価上昇は好景気にともなう需要拡大で起こるもの。しかし、今回のインフレは外的要因が大きい。新興国の需要拡大、投機マネーの商品市場流入、バイオ燃料ブームなどが、原油、穀物といった資源価格をグイグイ押し上げているのだ。

1970年代、オイルショック時に日本経済を襲ったスタグフレーション。35年ぶりの再来が懸念されているが、実際は?

「不景気と物価高が両方、大規模かつ長期的に居座ることはないでしょう。心配すべきシナリオは、物価高を機に不景気が長期化すること。失業率上昇、給与下落で経済が収縮し、デフレに戻るような事態です」と楽天証券経済研究所の山崎元さんは語る。

07年、日本の上場企業は円安や海外需要の拡大で6年連続増益を達成。だが、「平均現金給与総額(厚生労働省発表)は対前年同月比マイナスを維持」(山崎さん)。好業績が社員に還元されない状況が続いていた。

そして、この物価高で使えるお金はさらに減り、国内需要は伸び悩みが予想される。海外を見ても、サブプライムローン問題で、米経済は赤信号。円高基調により、好調だった国内の輸出企業も雲行きが怪しい。資源高は企業業績を圧迫し、給与も消費も一層低迷…。まさにデフレスパイラルを生み出しかねない悪材料オンパレードなのだ。

「税金や保険料負担は増えるばかりで、国内の景気支援策は期待できない。日本は、“米経済の立ち直り待ち”なのです」(同)

うーむ、根が深い…。すると米大統領選も他人事ではないんですね…。


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