女性の宰相も続々と誕生

日本と海外でこんなに違う?リアル“働きウーマン”事情

2008.02.07 THU



写真提供/ロイター/アフロ
問題。世界の国会議長の10人に1人は女性である。○か×か? 国会議員の4分の1以上が女性という国が、30カ国以上ある。○か×か?

答えはどちらもマルです。とくに海外の政治の世界では女性の躍進がめざましい。ドイツ首相、アルゼンチン大統領と女性トップが続々と生まれている。去年の仏大統領選でサルコジと競ったロワイヤル候補も記憶に新しい。今年のアメリカ大統領選挙がこれだけ面白いのも、ヒラリー・クリントンという存在があるからだ。

経済でも女性が活躍している。海外じゃ女性社長なんて珍しくもない。“就業者の4割、管理職の3割が女性”が世界標準だ。考えてみれば当然のこと。技術革新で肉体労働は知識労働に置き換えられてきた。さらにITがぐんと発達した今、ヒトに求められる最大のスキルは「対人コミュニケーション能力」になった。もはや男女の性差などは“そんなの関係ねえ!”のである。

賢い会社はこう考えている。「消費者の半分は女性なのに、男性だけで物事を決めてちゃ女性の胸を打つ製品・サービスは作れない」。もっといえば「先進国は少子化が進んでいるから、男だけ選り好みして採用していては優秀な人材が足りなくなる」――。幸い、先進国の富裕層では進学率の上昇によって高学歴の優秀な女性は山ほどいる。米国ビジネススクールのトップ校はどこも学生の3割は女性。「管理職に女性が多い会社は、男性ばかりの会社より業績が伸びる」と実証するデータもある。

ひるがえって我がニッポンは実にお寒い。男女平等の度合いを測る際に用いられる「ジェンダー・ギャップ指数」は世界91位に甘んじる。国会議員の女性割合は9%台、管理職比率も10%ちょっと。昇進を阻む見えない壁、仕事と育児の両立の難しさがいまだにある。

環境整備が即刻、必要だ。活き活きと働く女性が周りにたくさんいたほうが、20代男子諸君だって楽しいでしょ?


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