動画でリアルな疑似体験

著作権侵害の動画配信だけはない「YouTube」の便利な使い方とは?

2007.09.21 FRI


2007年6月から日本語版が登場し、利用がしやすくなったYouTube。ネット上では「ようつべ」と呼ばれることも
動画共有サイトとしてすっかり有名になったYouTube。利用しているという人も多いのでは?

でも、「YouTube=著作権侵害の動画がたくさん見られるところ」というイメージが定着している面があると思いますが、実際には合法的にアップされている面白い動画がたくさんあるんですよ。ご存じです? なにせ、1日に35,000動画以上もアップされているんですからね。

例えば、中古車販売のための紹介動画。写真や文章だけではなかなか伝わりにくい、中古車の状態(傷や汚れ具合)を動画や連続写真などを駆使して編集。それをYouTube上にアップしているのです。気になる中古車が実際にどんな状態なのか、少しでも詳しく確認したい人にはとても便利なサービス。

さらに不特定多数の人が訪れ、その動画がブログなどを通じてどんどん拡がっていくYouTubeの特徴に着目して、カナダの警察が犯人を逮捕するために、防犯ビデオの画像をYouTube上に流すなんてこともありました。

ほかには、振り付け練習用のビデオを覚えやすいようにご丁寧に反転させた映像や、テレビゲームを超絶テクでクリアしていく様子を収めた映像などもあり、後者は、まるで、テレビゲームの達人になったような爽快な疑似体験が味わえます。

面白い試みといえば、ブランドチャンネル。これはパートナー企業がYouTube内に専用のチャンネルを設けるという試みで、スカイパーフェクTVを運営するスカパーフェクト・コミュニケーションズが日本企業で初めて開設したのを皮切りに、東京メトロポリタンテレビジョンがTOKYO MXで参入。さらにGDHと吉本興業も「お笑い」専門ブランドチャンネルを開設して、若手のネタや、地上波テレビなどではなかなかお目にかかれないような小ネタ映像を配信中。手軽に動画がアップでき、非常に多数の視聴者が利用していることに着目して、既存のメディアが積極的にPRに利用しようという動きが拡がっているというわけなのです。

ところで、今後はどんな利用法が考えられるのでしょう? YouTubeに造詣が深いビデオジャーナリストの神田敏晶さんに聞いていました。

「日本人は恥ずかしがり屋なので、自分が出演する映像を配信するのは苦手ですが、世界的に見ると、個人が些細な日常を投稿している映像が主流です。ただ、リアルタイムで動画にエフェクト(編注:画像処理)をかけられるソフトも開発されて来ているので、自分の顔を隠しながらメッセージを配信することも簡単になるでしょうね。それから、自分が使っているデスクトップの様子をそのままYouTube上に流すことも可能になってきています。教本の代わりに、動画でPCの使い方などがマニュアル化され、いちいちビデオで撮影する必要がなくなるんですよ」

世界中から実にさまざまな動画がアップされ続けるYouTube。思いがけない動画の活用法がこれからも編み出されていくのかもしれませんね。

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