どうしてタダで使えるの!?

横断型辞書サービス『Weblio』がスゴイ!

2007.09.28 FRI


今後も辞書データはどんどん追加される予定。自薦・他薦も受け付け中だ。
単語や名詞の意味を調べるときは、何はともあれまず検索。いちいち分厚い辞書を持ち出してページを繰る…なんて人はもはや少数派だろう。検索サイトにキーワードを入力すれば、たいがいのことはインターネットが教えてくれる世の中である。

しかしそれでも、やたらとニッチな用語や、専門的な固有名詞の場合、検索サイトでは対応しきれないケースもある。そんななか、最近急速に知名度を上げているのが、辞書サービス『Weblio』だ。

310もの辞書データを包括し(2007年9月現在)、そのすべてのデータを横断検索してキーワードの意味を教えてくれるこのサービス。トップページのカテゴリーを見てみると、「MBA用語集」や「マネジメント用語集」など、すぐにでもビジネスに効きそうな辞書のほか、「織りじゅうたん用語辞典」「動く高分子事典」「パチンコ用語辞典」など、とにかくジャンルが幅広い。しかも、完全無料である。

企画書や資料書類の作成時など、重宝する機会の多そうなこのサービス、一体どんな企業が運営しているのだろう? さっそく運営元に問い合わせてみると…ウェブリオ株式会社は平均年齢25.4歳。R25世代が集う気鋭のベンチャー企業であった。

代表者である辻村直也氏は、設立の目的を次のように語る。

「大学時代から、卒業後は何か事業を始めたいと思っていたんです。分野や事業内容は、実はわりと行き当たりばったりだったのですが、複数の辞書を横断的に検索できるサービスがあれば、きっと世間に求められるだろうと思いついたのがきっかけです」

辻村さんは会社員経験のないまま、仲間数名で会社を立ち上げたという。06年初頭のサービス開始時は、わずか11の辞書データでの船出であったというが、データ協力企業を募るための地道な渉外活動が奏功し、現在の規模にまで成長。当初はなかなか交渉相手の信用を得られず、参加企業を集めるのに苦労したというが、現在では名だたる大手メーカーをはじめ、宮内庁、内閣府といった官公庁関係までがずらりと名を連ねている。

なお『Weblio』の収益源は、検索結果ページなどに表示される広告が主となっている。また、一部にはアフェリエイトを用いて売り上げを補完している。

将来的な理想は、「経営者が誰だとか関係なく、サービス自体が一般的な認知度を持つこと」だと語る辻村氏。そのために、辞書データの追加とインタフェースのさらなる改善に余念がない。

「ようやく、1日のページビューが1000万に到達したばかり。ユーザーからの要望は毎日届きますし、それらをヒントに、より使いやすいサービスを目指します」

『Weblio』の進化は、そのまま僕らの仕事効率の向上にもつながるはずだ。

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