13億枚以上が発行されている!

中国版デビットカード!?「銀聯カード」が増加中

2008.03.06 THU



遠藤貴也=写真photography TAKAYA ENDO
社会人なら1枚は持っているであろうクレジットカード。「VISA」「MasterCard」などが世界的に有名だが、急速に発行枚数を伸ばしているカードがある。それが中国全土で発行されている『銀聯カード』だ。2007年上半期には、発行枚数は中国を中心に13.6億枚。都市部で生活する人ならほとんど所有しているともいわれている。

日本でもデパートなどで小売業に携わる人なら知っているかもしれない。経済発展が著しい中国からは日本への観光客も年々増えている。彼らをターゲットにした大手小売店などが続々と銀聯カードの導入を始めているからだ。そこで、詳しい仕組みを『中国で「売れる会社」は世界で売れる!』などの著作を持つ中国市場戦略研究所代表の徐 向東氏に聞いてみた。

「『銀聯』とは中国の主要銀行間の決済ネットワーク運営会社。これに加盟している銀行が発行しているカードがすべて『銀聯カード』として使えるんです。ですからクレジットカードというよりは日本での銀行のキャッシュカードで買い物ができる『デビットカード』に近いですね。手数料もかからないし、その場で自分の口座から決済されるので、口座にある金額以上は使うことができません。そもそも、中国には借金を嫌う習慣があります。車くらいなら現金決済の人が多いですね。最近になってマイホームはローンを組む人が増えてきましたが、それでも頭金が多く10年くらいで払い終わります」

最後に、銀聯カードは日本人も作ることが出来るんですか?

「中国の銀行に口座があれば可能です。中国でのビジネスや、長期滞在をするなら『銀聯カード』は便利。現地通貨で決済ができるし、中国国内で利用できる店舗数が、クレジットカードの約3倍、74万店くらいあります。日本でも三井住友カードが発行を始めました」

日本では中国本土ほど普及していないが、これから使える店舗数が増えることが予想される。

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