ネット検索だけに頼ってちゃダメ

いまコンサル業界などで注目されている「地頭力」とは?

2008.03.06 THU



写真提供/AFLO
「日本のペットボトルの市場規模を2倍にするには、どうすればいいか?」。こう聞かれたら、あなたはどう答えますか。

この問いは、某外資系戦略コンサルティング会社の採用面接で実際に出された質問です。問われているのは論理力や発想力だけではありません。いかに知識や経験などに頼らず素手で解答までのプロセスを導き出せるか、つまり考える力のベースとなる地頭力を試されているのです。

いま、この地頭力の価値はますます高まっています。誰もがたやすく情報を検索できる時代だからこそ、安直に検索エンジンで調べてしまうネット検索中毒の人と、つねに自分で考える癖を身につけている地頭系の人とでは、考える力の格差がますます開いてしまう傾向にあるからです。

ではこの地頭力、後天的に鍛えることは可能なのでしょうか。ヒントはアナリストや経営者、学者など、いわゆる地頭系の人たちの思考法にあります。

ここで例題です。

「東京から新大阪までの新幹線で、コーヒーは何杯売れるでしょうか」――。

思いつきで数字を挙げるのではなく、誰が聞いても納得できる、説得力のある解答を導き出す必要があります。この例題を解く際の思考プロセスの一例を挙げましょう。まず「買う人数飲む回数」という要素に分解します。さらに買う人数は「乗客数コーヒーの購入率」に分けられます。このようにして推算していけば、答えの数字を出してから解き方を説明する際でも、その理由を論理的に説明できるわけです。

この思考過程をたどれるかどうかは、その問題に対する関心の高さにもよるのかもしれません。でも逆に言えば、「考える」ことで、それまで見えなかった世の中の一片を垣間見ることができるのです。「問題解決」などと身構えず、身近な世界から地頭力を鍛えてみてはいかがでしょうか。


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