「ギャンブルが不況に強い」は昔の話?

高額当選くじが続出する公営ギャンブルの今を解説

2008.05.08 THU



写真提供/AFLO
200円が12億円に大変身!ってこれ、平塚競輪場で発売されている『チャリLOTO』の話。基本的には『totoBIG』と同じなのだが、最高賞金額は2倍の12億円! もちろん国内最高額だ。賞金額では抜かれたが「totoBIG」も売り上げは右肩上がり。4月20日の時点では繰越金も52億円を突破した。日銀からは「足もとの景気は減速」と発表され、世間的には不景気ムードが漂っている。もしかして、これが俗に言うギャンブルは不況に強いってやつなのか? でも、それってホントのことなの? 文教大学国際学部教授で『レジャー白書』の発行にも携わった山田紘祥氏に詳しく聞いてみた。

「ギャンブルが不況に強かったのは昔の話。以前は投票券の種類が少なかったので投票が簡単で、当選確率も今よりも高かったんです。ですからライトユーザーは簡単に遊べるレジャーヘビーユーザーはひと山当てるギャンブルとそれぞれに参加する理由があったんですね」

えっ、昔の話。じゃあ今の状況は?

「今は投票券の種類が増えて複雑化しています。ライトユーザーは気軽に遊べずに離れてしまい、ヘビーユーザーは当選確率が低くなったことと不況のダブルパンチでお金が続かなくなり離れていきました」

でも、高額当選の『totoBIG』は盛り上がっていますよね?

「公営ギャンブルの中でも、自分で予想をする必要がない高額当選くじは売り上げが伸びてます。『宝くじ』や『totoBIG』『チャリLOTO』もこれにあたりますね。ライトユーザーが安価で手軽に大金を手にできるかもという夢を買っているんでしょう。着順を予想する競技のほうは、先ほどの理由で今後も厳しいと思いますよ」

ちなみに、『チャリLOTO』の当選確率は478万2969分の1。1等前後賞3億円の当選確率が1000万分の1ともいわれている「宝くじ」よりは当たりやすいので、意外とチャンスはあるかもしれません。


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