Googleのサーバがアイスランドへ引っ越し !?

やっぱりサーバーって寒い国に置いた方がいいの?

2008.07.04 FRI


写真は、paperboy&co.が提供しているブログサービス「ジュゲム」用のサーバー群。1台あたり約1万5000のブログを管理しているそうです 画像提供/paperboy&co.
暑い季節ですが、PCからはきだされるアツ~い熱風に萎えてしまうことはありませんか? PC1台でもかなりの熱を出すのに、多くのネットユーザーからのアクセスが集中するサーバーってものすごい熱を出しそうですね。サーバーの熱対策について、「ロリポップ」などのレンタルサーバーサービスを提供しているpaperboyco.の技術責任者、宮下さんに伺いました。
「サーバーは大量の熱を発しますので、ファンなどを利用して冷却します。室内が暑いと故障の原因になるので、室温は20度ぐらいに保たれております。サーバー維持費の大半は、この冷房費に費やされますね」
サーバーの管理費の大半が冷房費ってオドロキです。

でも、そもそも寒い国とか地域に設置すれば、サーバーの熱問題って簡単に解決するのでは? と思っていたところ、こんなニュースを発見。雑誌『クーリエ・ジャポン』の公式ブログによると、グーグルなど世界的なネット企業は、サーバーを管理するデータセンターの中心拠点を気温が低いアイスランドに建設するかもと書かれていたのだ。やっぱこれからのIT産業は寒い地域に限る!ってことなのかしら? 『Googleを支える技術』(技術評論社)の著書である西田圭介さんに聞いてみた。
「うーん、どうでしょう。実は、グーグルがアイスランドにデータセンターを移すという公式な発表はありません。そもそも、電力やネットワークには限りがあるので、いきなりデータセンターをアイスランドに集中させることは不可能でしょうね」
がーん!! そうだったんですね。ででも、熱問題を考えると、サーバーは寒い国に集中させたほうがいいのでは?
「今のデータセンターは外の空気を入れて冷やしているわけではないので、必ずしも寒い地域がいいとは限りません。巨大なデータセンターに向いている場所の条件は、第1に電力が安くて安定していること、第2に光ファイバーが整備されていること。現在のグーグルのデータセンターは欧米に集中しています」
なるほど。そもそもデータセンターにはどのぐらいの土地と電力が必要なんですか?
「グーグルの一番大きなデータセンターは、広さはサッカーグラウンド2つ分ほどで、日本の一般家庭10万世帯分ぐらいの電力を利用していると思われます」
ちなみに、グーグルは電力削減のため、技術開発やクリーンエネルギーについて研究開発しているベンチャーに出資しているそうだ。普段何気なく使っているインターネットだけど、サーバーの熱問題を解決するために、巨大企業のなかでもアツ~イ議論が日々交わされているのかもしれませんねぇ。

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