震度7でも大丈夫!?

データセンターの地震対策ってどうなってるの?

2008.07.18 FRI


データセンター内の無停電電源装置(UPS)。災害時などの停電でもエンジン式発電機が起動するまでの間、サーバーへ電力を供給するためのもの。バッテリーを内蔵している 画像提供/さくらインターネット
地震の多い日本に住んでいると、常々対策が必要だなと考えさせられることっていろいろあります。もちろん住宅の耐震や防災用具の備えも必要ですが、病院や銀行、駅などでもネットを使った管理が進んでいる現在、サーバーの集まるデータセンターが打撃を受けてしまうのってとっても怖い気が。どんな対策を取っているんですか? データセンターを所有し、インターネットサービス事業を行っているさくらインターネットの舘野さん!

「まずは活断層などを避けて強固な地盤に建物を建設することが前提です。もちろん、洪水や津波などほかの自然災害のリスクも考慮の対象です」

土地選びからすでに対策は始まっているんですね。それでは建物内部の地震対策はの前に、すみません、そもそもデータセンターの内部って、あんまり想像できないのですが。

「サーバーの入ったラックのほか、受電装置や発電機、無停電電源装置、大型空調機などが置かれています。重量のある機器が多いので、フロアは一般の建物よりも重さに耐えられるよう設計されています。外観上の特徴は、ほとんど窓がないこと。これはセキュリティや室温管理のためです」

精密な機械だけに室温管理にまで気を配るのだそう。それでは、気になる地震対策は?

「現行の建築基準法では震度6までを想定するように定められていますが、データセンターでは震度7までを想定しているケースが多いようです。構造の対策は『免震』、『制震』、『耐震』の3種類があり、それぞれ地震による振動を『受けないようにする』、『吸収し抑制する』、『受けても耐える』ということ。データセンターとして一番望ましいのは免震構造なので、建物内部は基本的に免震を考えた造りになっています。例えば、建物の基礎部分にゴムを使用し、これが揺れ動くことで建物に直接振動を伝えない仕組みになっています。また、最近では地震などの災害が発生した場合にもシステムが止まることのないよう、物理的に離れた場所にバックアップ用のシステムを設置するなどの対策を取るケースも増えてきているようですよ」

地震対策には、念には念を入れすぎることはないみたいですね。今後もさらに地震対策については研究が重ねられていくようですが、一番良いのはこの対策が無駄に終わることだと思います!

※一般論としての回答であり、実際にさくらインターネットが行っている地震対策とは一致しない場合があります。

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