“ネタ”感覚が成否の鍵を握る!?

次なる進化へと向かうネットプロモーション最前線

2008.07.17 THU

「近い将来、ネット広告がテレビCMを凌駕する!!」なんて予測が出始めてからはや数年。最近の資料を見ても、確かに全広告費におけるネットやモバイル広告の比率は増加している。とはいえ正直なところ、秀逸なテレビCMを見たときと同じ感覚で「あのネット広告が印象的だった」という記憶がある人って、意外と少ないのでは?

今どきネットで見るものといえば、ブログか動画サイトが中心。これらのサービスはテレビのようにCMを挟む機会が少ないほか、好きな情報だけを自由につまみ食いできるため、広告が利用者の動線に入り込む余地が少ないようにみえる。それでもネットが広告媒体として期待されるのはなぜか?ブログビジネス界の老舗、シックス・アパート社の清田一郎氏は、こう語る。

「面白ければOKという利用者意識が、特に高いのがネットという媒体。自分が拾ったネタ(情報)が面白ければ、利用者はそれが広告かどうかを意識せず、ブログなどを通じ他人へ気軽に広めていきます。最近の好事例が『オフィスでキレて大暴れ』。ある男が職場で突然暴れ出した様子を偶然とらえた監視カメラ映像が、動画サイトにアップされ大きな話題を集めたのですが」

これが、なんとハリウッド映画の宣伝。完全なるヤラセだったという。しかし。

「反感より見事な手法を評価する人のほうが多く、この件を今もネタとして取り上げるブロガーが後を絶ちません。このように利用者を巻き込みながらジワジワ長く効果を出せるのもネットならではでしょう」

ネタの良し悪しにより、売り手と買い手の垣根を崩せるのがネット広告ならではの魅力。テレビのように短期間で大規模な認知を得るには向かないが、その特性を活かしたネットならではの広告や、既存の媒体とネット広告を組み合わせた手法が、最近続々登場してきたという。そういわれると最近チェックした、あのネタも実はなんて疑心暗鬼になってしまうアナタは、ネット向きじゃないのかも。


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