iモード育ての親がドワンゴの常任顧問に

企業の顧問とか相談役って、どんな仕事をしているの?

2008.08.08 FRI


7月4日、ニコ動ユーザーを招待して行われた「ニコニコ大会議2008」。同日付で顧問に就任した夏野氏が登場し、「私がニコ動の黒字化担当として、来期までに黒字化を実現します!」と高らかに宣言した (C)DWANGO Co.,Ltd./(C)niwango, inc.
「iモードの育ての親」として知られる夏野剛(なつの たけし)氏がNTTドコモを退社。ケータイコンテンツ会社大手で、最近はニコニコ動画を手がけるドワンゴの常勤顧問に就任――とある日のR25.jp編集会議の席で、そんなニュースが話題になりました。

「顧問って役員の一種だっけ? 顧問取締役なんてのもあったような?」

「そもそも、いったい何を顧問するんだろう?」

「相談役っていうのもあるけど、一体何を相談されるのかね~」

顧問とか相談役って「企業上層部にいるえらそーな人」(失礼!)なんて印象があるけど、一体何をしているのか? 役職の地位、職務を網羅した『業界別 肩書きの辞典』(小学館)の著者・大門コミュニケーション研究室に聞いてみましょう。

「どちらも『相談を受けて意見を述べる』役職ですね。外資系企業にはあまり見あたらず、同族会社など日本式経営の会社に目立つのが特徴でしょうか。企業によって位置づけはバラバラですが名誉職として社長の上に位置することが多く、取締役などの役員ではないことがほとんどですね」

つまり、顧問って創業者や社長・会長経験者が務める「経験豊富なご意見番」的なイメージ? しかし、冒頭で話題になったドワンゴの夏野氏の場合、ニコニコ動画にもガンガン関わっている様子。そこで、夏野氏本人に「顧問のお仕事内容」を直撃してみた。

「僕はドワンゴにほぼ毎日出社していますよ。ドワンゴが新規事業として始めたニコ動をビジネスとして成立させる『黒字化』、若者やオタク層以外にも広げる『一般化』、日本発として世界で流行らせる『国際化』という3つの役割を担っています。これらの課題は、事業部、システムなど様々なフェーズで進める全社的な課題。個々のプロジェクトには事業部長が責任を持ちます。僕の場合、目的達成のためには現場の営業から戦略の立案まで何でもやります! そういう意味で、顧問という立場に就いたというわけ(笑)。ただ、いかに面白くてもブームで終わってはつまらない。日本のインフラとしてニコ動を根づかせるべく、がんばっていきたいですね」

夏野氏の口からは、デンと構えるだけのことが多い旧態依然とした「顧問」らしからぬ刺激的なビジョンがボンボン飛び出してきました。なるほどイマドキの顧問って、かなり積極的なマインドで経営に参加するのもアリ、なのかもね。

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