ヒデや北島も契約している!

アスリートのマネジメントビジネスって、どんな仕事?

2008.10.16 THU



写真提供/時事通信
水泳の北島康介や元サッカー選手の中田英寿などが所属するサニーサイドアップが上場、大きなニュースに。同社はもともと新製品の紹介やイベントの告知などを、企業に代わって行うPR会社。単なる紹介や告知では、マスメディアに取りあげてもらうのは難しい。そこで、話題に仕立てあげていくのがPR会社の仕事。プロ野球のゲームの入場者を増やすため、入り口でキスをしたカップルは無料という企画で話題を作ったのは、その典型例。こうしたPRのノウハウをベースに、同社はアスリートのマネジメント事業を拡大させた。では、どんなことをするのか? 次原悦子社長に聞いた。

「一言でいえば、アスリートが希望することを形にして実現することです」

ビジネスのきっかけは1991年、トライアスロン選手からの相談だった。もっと自分を上手に売りたい。契約交渉を代わりにやってほしい。その代わりスポンサーとの契約金の一部を手数料として払いたい。アスリートとして競技に集中し、継続するためのサポートを求めていたのだ。

「かつてアスリートは自分のできる範囲でスポンサーを見つけていました。輝かしい戦歴があっても探すのは簡単ではなかった」

地方大会で優勝を重ねていたこの選手は、地方新聞によく登場した。そこで同社は地方をつなぐ通信会社に声をかける。地方紙に社名が出れば宣伝効果は高い。選手には想像もつかなかったスポンサーが実現した。

マネジメントのメニューは幅広い。スポンサー獲得、試合のエントリー、遠征の宿泊手配、マネージャー帯同、取材のコントロール、メディア出演の窓口、税金や資産運用のアドバイスにまで及ぶ。スポーツマネジメントを行う会社は最近増えているが、アスリートは必要な機能を選択しているようだ。サニーサイドアップでは、アスリートの引退後まで視野に入れるという。

「現役で稼げるときだけ付き合うのではなく、長くパートナーとして一緒にビジネスをしていきたいですから」


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