M&A隆盛の時代ですが…

もし自分の勤める会社が買収されちゃったらどうなるの?

2008.10.30 THU



イラスト:小野寺奈緒
企業買収の件数は数年前に比べて確実に増えている。最近こそ漸減傾向にあるものの、サブプライム問題のあおりを受けてリーマン・ブラザーズが破たんし、その欧州部門を野村證券が買収するなど、企業買収は何かと大きな話題になりやすい。

そこでふと不安が。コレだけ多くの企業買収が話題になっているのだから、自分の会社だっていつ買収されるか分かったものじゃないのでは? もしそうなったら、一体どうなるんだろう。給料は下がる? たまっている有休は? まさかいきなりクビってことはないですよね? 『M&A時代の企業防衛術』の著者であり、企業買収事情に詳しいフレイムワーク・マネジメントの津田倫男さんに聞いてみた。

「雇用は守られるのが普通なので、よほど大規模なリストラを計画していない限り、普通の平社員がいきなりクビになることはほぼないでしょう。また給料ですが『買収された会社の社員だから』という理由だけで給料が下がることはありません。買収した会社は、買収した会社とされた会社の間に不和を起こさないよう気をつかいます。したがって、もし社員の給料面で差があれば、それを是正しようとするでしょう」

というわけで、むしろ給料が上がるケースもあるみたい。有休や退職金の扱い方は、買収の形態が会社全体なのか、一部事業なのかなどによっても変わり、一概にはいえないそう。では、ほかにはどんな変化が?

「企業が買収された場合、まずは経営陣の入れ替えが行われることが多いですね。偉い方から順に人事が行われ、平社員に影響が出るのは後回しになります。とはいえ、気を抜かずに、買収されたその日から自分も査定されていると考えるべきですね」

企業は、買収をしてからおよそ2カ月ほどをかけて社員の評価をすることが多く、この新しい環境は社員にとって新しいチャンスでもあるという。とりあえず2カ月間一生懸命働いて、新しい上司に自己アピールするってのもアリ!?


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト