ケイマン諸島にモナコにパナマ…

僕らもタックスへイブンの恩恵にあずかりたい

2008.10.30 THU



写真提供/AFLO
景気の悪さを肌で感じるフリーライター稼業。税金を払うのだって楽じゃありません。いっそのこと。いや、脱税はダメ、ゼッタイ。でも少しでも軽くする方法はないかと調べてみたところ「タックスヘイブン」と呼ばれる国々を発見。日本語訳では「租税回避地」。この名前からしてうまく利用すれば節税になるかも。ということで、「タックスヘイブン」に詳しい明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科の川田剛教授に話を聞いた。そもそも「タックスヘイブン」ってどんな国なんですか?

「簡単にいうと、所得税、法人税、相続税などがない、または非常に軽い国です。日本では税負担25%以下の国を『タックスヘイブン』と定義しています。有名な国では『モナコ』『リヒテンシュタイン』『ケイマン諸島』などがあります。税金が安いといった意味では『シンガポール』などもタックスヘイブンにあたります」

僕も「タックスヘイブン」に住んでいることにすれば税金がかからないってこと?

「日本は居住主義なので、実際の住所地が日本の場合、または日本で職業を持っている場合、世界中どこにいても課税されます」

じゃあ、映画みたいに「タックスヘイブン」にある銀行に資産を移してしまえば。

「確かに、タックスヘイブンにある銀行は守秘義務が厳しく、他国にその内容を開示することはありません。それに、最近ではネットを使えば一般人でも口座を開けます。しかし、国内の銀行から送金したら記録が残ります。直接持ち出せば記録は残りませんが、100万円超の持ち出しは出国時に申告が必要ですので、そのようなことをすれば外為法違反に問われる可能性がありますね」

実はタックスヘイブンを利用した節税や脱税は、日本では原則的には不可能なのだとか。ただし、平成10年の法改正以前に移された財産は実態がつかめない。そのあたりが『タックスヘイブン神話』を生み出すもとになっているらしい。まあ、財産がない僕には関係のない場所でした。


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