100円だったり、110円だったり…

どうして安くできる?低価格自販機のヒミツ

2008.11.20 THU

僕らの喉を潤すために、雨の日も風の日も街角にじっとたたずんでいる飲料自動販売機。でも、住宅街で観察すると、複数の飲料メーカーの缶が並んでいる自販機や、一律100円で販売している格安自販機などもちらほら。自販機によるドリンク販売ってどういうしくみなんだろう?

「自販機業界は、大きく4業種に分類されます。飲料メーカー、自販機製造メーカー、自販機を管理・運営するオペレーター企業、設置場所を貸与するロケーションオーナーです」(自動販売機工業会広報担当者)

それぞれの業種は、どういった仕事を?

「一般的に、自動販売機の管理や運営は、飲料メーカーが自社グループ内で行うケース、提携しているオペレーター会社が行うケース、そのほか独立系オーナーが行うケースの3パターンがあります。飲料メーカーやオペレーター会社は、マージンを支払って、設置場所をビル管理会社や酒屋などから借り、自販機を様々な場所に設置し、ロケーションオーナーはその自販機の売り上げに応じた利益を得るわけです」(同)

では、なぜ低価格販売できるの? 格安自販機ビジネスの火付け役となった株式会社フジタカ担当者によると。

「我が社では、オーナーさんに自動販売機本体を所有してもらっています。飲料メーカーからのリース制ではありません。ですので、独自ルートで安く仕入れた中身商品を自由に組み合わせて陳列・販売できるんです」(フジタカ営業担当者)

ある業界関係者によれば、旧デザインとなった商品や賞味期限が迫った商品を大量かつ安価に仕入れることで格安でも利益が出せるのだそう。

そのほかにも、自作の自販機で商売している格安自販機オーナーや、中古の自販機を使って格安自販機ネットワークを築いている独立系オペレーターもいるようだ。

ボタンひとつで僕らが缶コーヒーを買うまでに、さまざま人たちが自販機には関わっていたのだ。


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