こんなご時世だと他人事じゃない!

もしもに備えて知っておきたい!「自己破産」の基礎知識

2009.02.19 THU



イラスト:西アズナブル
「先月使いすぎちゃったなぁ、まぁいいや、ちょっとキャッシングしちゃおう」ってな感じで浪費を重ねているあなた。自分の借金がどれくらいあるかキチンと把握してますか?

「利子の返済額が、月収から家賃を引いた額の3分の1以上になると赤信号。自己破産をおすすめすることになりますよ」と教えてくれたのは自己破産案件に詳しい弁護士の石丸幸人氏。いきなり核心をつくような言葉だが、そもそも自己破産ってどんなものなのだろう。

「自己破産とは財産を処分する代わりに借金を帳消しにしてくださいと、裁判所に認めてもらうこと。個人、法人にかかわらず、借金が支払い不能になった場合の措置です。法人は法人格がなくなりますが、個人の場合は特段変化はありません」(同)

借金を棒引きにしてもらったのに、社会的制裁は何もないということですか?

「例えば家とか車など財産と認められるものは処分しなくてはいけません。また、信用情報機関のいわゆるブラックリストに載るから、5年~7年くらいは新たにローンを組んだりカードを作ることも制限されます。さらに破産したという情報が国の機関紙である官報に記載されますね」(同)

戸籍や住民票に破産者であることが載ってしまうと思っている人もいるが、それは誤解。しかも自己破産後に得た収入も自由に使うことができるのだとか。なんだかムシのいい話に聞こえてしまうのだが。

「ただ、実際に『破産』申請する例は少なく、うちに相談にくる人の9割以上は、借金を減額してもらって返済する『民事再生』や、財産を処分せず債務を整理し、支払い期間をさらに延長して全額を返済する『任意整理』を選びます」(同)

ブランド品を買い漁ったりギャンブルにのめりこんだあげくの破産はごく一部で、ほとんどが日々の生活のために重ねた借金が原因になっているという。こんな世の中だからR25世代だって他人事じゃないかもしれないよね。


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