80年バブル、ITバブル崩壊後は…?

不景気入社組の先輩に聞く あの不況時はどうだった?

2009.03.02 MON



写真提供/GAMMA/アフロ
社会人になると嫌でも聞かされる先輩の大変自慢。まずは不況時入社の先輩から大変自慢を聞かせてもらいました。

ITバブル崩壊後の03年に技術職として入社したS.Sさん。「バブル入社組の先輩は、入社祝いに自社製品のカメラをもらっていたそうですが、僕らの入社時は仕事で使う電卓も『自分で買ってくれ』って言われました(苦笑)」。続いて、97年、バブル後のいわゆる「就職氷河期」に新入社員となったメーカー勤務K.Oさん。「就職活動していた当時は今とあまり変わらなかった気がします。自分のときも本当に谷間だったと。ただ、現状のヤバさも感じてます」

ちなみに筆者も日経平均の最高値3万8915円(1989年)を記録したバブルの就職好景気に滑り込めなかったクチ。その損した感もあってか、あのバブル崩壊時の方が今より大混乱だった気も。『すべての経済はバブルに通じる』著者、経済学者の小幡績先生、どうなんですか?

「確かに、株価だけでみればその落ち込みは大きかったですが、実体経済でいえば今回の状況のほうが圧倒的に悪いですよ」

いろんな意味で残念。あれ、景気ってそもそもどんな意味か曖昧なんですが。

「様々な意味で使われていますが、一般的には経済の上向き、下向きの循環で出来る短期の波を指します。経済の構造変化による長期的な不況(または好況)のことを意味することもあり、ここ10年景気がずっと悪いね、というような言い方もされます。ちなみに現在の不況は単に波の谷間に落ちたというよりも世界経済の構造の変化により起きているものなので、先も見えずより深刻に捉えられています」(同)

とにかく、希望がないんですか。

「ただ相対的に見れば、借金で経済を回していた欧米に比べ、アジアは貿易で経済を回していた分マシかも。いずれは落ちつくと思いますよ、低い位置で」(同)。

フレッシュ社会人のみなさん、暗い話しか出来ない先輩でごめんなさい。


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