大企業はたくさん持っていますが…

企業が「子会社」を持つとメリットがこんなにあるのだ!

2009.03.26 THU



写真提供/時事通信社
仕事を通じてよく耳にする言葉に「子会社」がある。具体的にはどういう会社のことだろう。

会社法によれば、子会社とは経営を事実上他の会社に支配されている会社を指す。経営権を親会社が握っている会社だ。一般的に、子会社は親会社に「50%以上」の株式を握られているケースが多い(株式の20%以上50%未満の場合は一部例外を除き関連会社と呼ばれる。100%の場合は完全子会社)。そして親会社は原則として、子会社と連結で決算をしなければならない。

では、どうして企業は子会社を持つのか。簡単にいえば、メリットがあるからだ。例えば、仕事を発注したいとする。外部に発注すれば純然たるコストだが、自らが立ち上げた子会社に発注すれば、連結売り上げの一部として計上もできる。もちろん子会社の経営にもコストはかかる。だが、経営が成り立つなら、企業グループとしては事業規模をその分拡大できることにもなる。

新しい事業部門を社内に作ればいいではないか、とも思えるが、それでは親会社と同じルールややり方で動かなければいけない。事業展開や人の採用などスピーディーに行う必要があっても、大きな組織の会社ではすばやく動けない恐れもある。子会社なら機動的に動きやすいということだ。

さらに、他に柱となる本業がある親会社の中で事業を展開するのと、独立して事業を展開するのとでは、それを担う経営陣や社員の緊張感が違う。仕事に向かう意識も高くなるし、ビジネスパーソンとしての成長も早くなる。親会社の大きな組織の中でマネージャーや役員ポストに就く前に、小さな組織でその役割を体験させることで、人材育成の場にもできるということだ。

最近では買収などで、突然他社の子会社になるケースも目立つ。子会社化されれば、親会社の方針に従って経営が行われる。経営陣や幹部クラスに親会社から人が送り込まれてくるかもしれない。だが、親会社の財務基盤が安定していれば、経営の安定度が増すというメリットもある。


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