飽きさせない話術がキモ

1500万円を稼ぐ紙芝居師にプレゼンテクを聞いた!

2009.04.09 THU



写真提供/ヤッサン一座
自転車に舞台を乗せ、子どもを相手に紙芝居を口演する。そんな昔ながらのエンターテインメントで年収1500万円を稼ぐ稀有な人がいるという。その人の名は、安野侑志さん。京都を中心に40年近く活動しているプロの紙芝居師だ。なぜ、そんなに稼げるのだろう?

「企業や自治体からの依頼が増えたからです。平成16年に学校の週5日制が定着し、学校に通っていた子どもたちのために、土曜日の居場所を作ろうと文部科学省が動いたため、地域のイベントが一気に増えたのです。文科省から自治体への予算がついたため、1回の公演料が20万円ほどにまでアップしました」

今ではデパートや不動産の展示場など、子ども向けイベントスペースでの公演も増加。企業が1回30万円の公演料を払ってでも依頼するのは、子どもがその場を離れず、親が買い物に集中する環境を作れるからだ。

「私の紙芝居は、子どもたちの反応を物語に取り入れる見せ語りという独自の手法です。たとえば、おかま声の役で話すと子どもが『おかまや~』と突っ込んでくる。そこで、その役が話しているかのように、『おかまいなく~』とシャレで返す。すると、ほかの子どもも真似して突っ込みだすので、場が盛り上がるんです」

相手の反応を見ながらストーリーに幅を持たせるなんて、ビジネスなら高等テクだ。そういえば、ビジュアルを用いながら話術で聴衆を引き込む紙芝居という手法自体、プレゼンに通じるものがある気がする。コツを学べば仕事に活かせるかも?

「ポイントは声ですね。声が大きいと熱意を伝えられるし、逆に小さな声にも意味を持たせられる。大事なことを伝えたい場合は、わざとささやくように言ったりね。すると見ている人の興味を引きつけることができる。あとページも途中までしかめくらないとか。次にどうなるかを相手に想像させなくちゃ!」

紙芝居のように聴衆をワクワクさせる。これができればプレゼンの成功率もグンと上がりそうですね!


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