新社会人諸君、失敗から学べ!

第4回 “飲みニケーション”って大切なの?

2009.05.04 MON

新社会人諸君、失敗から学べ!


イラスト/コットンズ 「上司に挟まれて困った…」なんてことにもなりかねない職場の飲み会。しかし、上司と共通の趣味があったり、意外な仕事の話が聞けたりと、飲み会には思いもよらない発見があることも…!?

上司や先輩との飲みの席お酒が生み出す効果とは!?



上司や先輩と飲みに行く=飲みニケーションは、社会人として大切なお付き合いのひとつ。でも、最近は「飲みニケーションに参加しない新入社員が多い」なんて、よくいわれますが、一体どうしてなのでしょうか? 『酒の飲み方で人生が変わる』(はまの出版)の著者で作家の生井利幸さんに聞きました。

「まず、学生時代から違いますね。20年くらい前は、飲みの場で学生同士が『将来の日本について』とかを熱く語っていました。しかし、最近はそういうことを熱く語る学生が減っていますよね。それが社会に出てもそのまま続いているのが原因なのではないでしょうか。インターネットなどの普及で、対面でのコミュニケーションの機会が減ってきているのも、ひとつの要因かもしれません」

社会人になったからって話でもないんですね。ところで、社会人の飲み会も、学生のころのように熱く語りあう場なんですか?

「社会人にとっての飲み会は、熱く語るというよりは親睦を深める場。日本人って、お酒を飲むと『実は』『ここだけの話』ってなりますよね。お酒を飲んで本音で語り合う。そうすると、仕事中には見られない素の部分や人柄が分かり、より仲間意識が高まる。それが仕事上での信頼感にもつながっていくんだと思います。仕事終わりの平日の夜となると、飲みに行くのが一番手軽なコミュニケーションだから、飲みニケーションという言葉が一般的になったのかもしれません。もしお酒が苦手だったら、食事に行くのもいいですね」(同)

なるほど。お互いを知ること=飲みニケーションなんですね。まぁ、新社会人は上司や先輩におごってもらいやすいようなイメージもあります。

「『おごってもらえるから飲みに行く』のも悪くはありません。しかし、実は部下が思ってるほど、上司はお金を持っていないことも多いんです。ローンがあったり子どもがいればなおさら。それでも飲みに行くのは、部下と交流を図りたいからでしょう。おごってくれるというのを断る必要はありませんが、上司の思いをくみとることも大切ですね」(同)

上司の部下に対する思いを察することも大事だ、と。ちなみに最近は、上司と部下が一緒に飲む機会を、会社側が設けることもあるみたいです。新社会人たるもの、ひとまずは飲みの席に参加することから始めましょうか。

仕事帰りの一杯から打ち上げまで…噂の“社内バー”に行ってみた!



最近は、社内の交流を図るために飲みニケーション手当なんて変わった福利厚生を設けている企業もあるとか。なんとも太っ腹な会社ですね。

ところが、そんな変わった福利厚生を調べていくと、もっと太っ腹な会社があった! なにやら社内でお酒が飲めるとか(しかも無料で!?)。なんともうらやましい社内バーと呼ばれるその施設は、価格比較サイトでおなじみのECナビにあるらしい。これは行ってみるしかない!! ってことで、さっそく取材をしてきました!

ビルの8階に位置するECナビ。フロアに入って早々目に飛び込んでくるのが、モダンな受付と、ウッド調で統一された壁。カフェかアパレルショップかと思わせるような光景が広がっていました。
画像提供/ECナビ お酒は用意してありますが、準備や食べ物の調達はセルフサービス。外飲みと家飲みの中間の感覚なんだとか。最初はグループごとに飲んでいても、気づけばみんな一緒に…なんてことも多いそう
そして、その受付の奥が社内バー「AJITO」。社内バーといっても、ちょっとした飲食スペースくらいだろうと思っていたら、シックで落ち着いた雰囲気のバーじゃないですか!? 8階なだけあって窓からの見晴らしもバッチリ。コンセプトを決めて、本格的なバーとして設計したというのは、本当だったんですね! ちなみに、このバーのコンセプトは近未来的海賊の秘密基地なんだとか。

そもそもどうして「社内バーを作ろう」と思ったのでしょう? ECナビ広報室の江頭さんに聞いてきました。

「当社では、シリコンバレーのベンチャーのような会社を目指そうというビジョンを社内に浸透させよう、というプロジェクトがあったんです。プロジェクトメンバーから気軽に議論を交わせる場が欲しいという意見が出て、考えついたのがお酒。より深いコミュニケーションを交わすのにお酒も有効と考え、社内バーの設置に踏み切ったんです」

ベンチャー企業らしい思い切った発想ですね! そんな斬新な試みに対して、社内ではどんな反響がありましたか?

「まず、社内のスタッフを気軽に誘いやすくなったことですね。外で飲むとなると待ち合わせや予約などハードルがありますが、それを解消できますし、お酒は無料ですから金銭的な問題もありません。そして、コミュニケーションも広く深くなったと社員から聞きます。他部署の人のことは、仕事でかかわらないとよく知らなかったりします。しかし、社内バーがあるおかげで、飲みの場でたまたま居合わせて交流できたりするんです。それが業務の円滑化にもつながっていますね。知っている人との方が仕事もしやすいですから」(同)

確かに飲みに行くとなると、お店の手配から参加者のスケジュール調整まで、いろいろと考えなきゃいけません。それがなくなるのっていいなぁ。

「社内バーができてから、新入社員も先輩社員とコミュニケーションがとりやすくなったので、早い段階で会社にもなじみやすくなったようです」(同)

おぉ、新入社員にとってもありがたい施設なんですね。もしかしたら今後、社内バーを設置する会社が増えるかも? 「ウチの会社にも社内バー、あったらいいなぁ」
なんて取材中に思いました。

やっぱり外に飲みに行くとなると、
ちょっと腰が重くなるんですもん。

でも、よりコミュニケーションを深めるためには
率先して飲みに参加することも大事とわかったからには、
僕も上司や先輩からの誘いに乗っていこうと思います!

ちなみに、ECナビの「AJITO」は、ランチタイムに開放したり、
一人暮らしの社員は、夕飯を買ってきて数人で食べていくこともあるとか。

飲み以外でもコミュニケーションをとれるなんて、
やっぱりいいな社内バー。

というわけで、
これまで、新社会人のちょっと気になるけど、
なんとなく人には聞けない疑問を調査してきましたが、
なんと次回は最終回なのです!!

2週間後をお楽しみにっ!!

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