組織力の向上がひそかな狙い?

個性溢れる変わりダネも続々…「社食グルメ」の最前線

2009.07.06 MON



撮影/blueprint
お手ごろ価格で、ビジネスマンの胃袋を支える社員食堂。以前は地下にある地味なスペースなんて印象もあったけれど、どうやら最近は、こだわりの食堂を展開している企業が多いらしい。というわけで、社食の現状を探るべく、さっそく調査を開始!

まずは、大手計量器メーカー・タニタの『ヘルシーレストラン』。こちらは体重管理は健康への第一歩という企業メッセージを取り入れた社食だ。緻密なカロリー計算によるメニューを展開するとともに、その入り口にはなんと体重計が! 広報室の横田洋子氏によれば、「社員の健康への意識が高まり、実際に体脂肪率や血圧が改善している」そう。忙しいビジネスマンにも心強い食堂だ。

一般にも開放している社食としてオススメなのは、農林水産省の『お鉢の台所』。国産食材にこだわり、メニューに自給率を表示しているのが特徴だ。「職員の意識を向上し、国産食材の大切さを伝えたい」(厚生課・仲澤 正氏)というテーマで運営されており、高自給率ランチを目当てに訪れる一般客が、全体の約3割にも及ぶそうだ。

また、いわゆる社食以外にも、ユニークな飲食スペースを展開する企業も。主にインターネット広告事業を展開する、セプテーニ・ホールディングスにはオシャレな社内バーがあるそうだ。「ダーツやテレビゲームもあり、福利厚生の一環なので、お酒の料金も無料です」(広報IR室・小船戸浩美氏)とのこと、なんともウラヤマシイ!

それぞれのコンセプトで運営されている、個性的な社員食堂。26万部のベストセラー『不機嫌な職場』の著者で経営コンサルタントの河合太介氏は、「ここ数年、社食の意義を見直す企業が増えている」と語る。

「各業界で事業の細分化が進み、社員の交流の場が重要になっています。とくに社員食堂は、従業員満足、採用力の向上という面でも大きな意味を持っており、企業のチャームポイントにもなるのです」(河合氏)

今後、充実した社食があることが、優良企業の条件になる?


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