旬な人インタビュー

THE BOOM

2009.10.15 THU

premiereR25


ざ・ぶーむ●山梨県甲府市出身で同級生の宮沢和史(Vo)、小林孝至(g)、山川浩正(b)に東京生まれ千葉育ちの栃木孝夫(dr)が加わり1986年結成。代表曲に『星のラブレター』『島唄』『風になりたい』など多数。シングル『My Sweet Home』を含む、最新アルバム『四重奏』(5月に日比谷野外大音楽堂で行われた20周年記念ライブから、ライブ映像6曲を収録したDVD付き)が10月7日に発売。絢香、奥田民生など彼らをリスペクトするアーティストらによるトリビュートアルバムも発売中
20年の積み重ねがあるからこそ
武装を捨てて素直に歌える

20周年を迎え、今年3年半ぶりに活動を再開したザ・ブーム。R25世代にとってブームは、バンドブームを象徴する存在であったり、名曲『島唄』を生んだ存在だったり、南米の音楽を独自の解釈で届けてくれた存在だったり─めいめいに思い入れあるバンドのひとつ。そんな彼らが語る、20年間バンドを続けられた秘訣とは。
栃木「メンバーが自分の一番の理解者であり、一番の批評家であるという関係かな」
小林「そう。みんなのことを尊敬してますね。絶対自分にはないものを持ってるし。かといって活動休止中は会ったりはしないけど、集まるとテンションがあがる」
山川「うん。みんなのことを好きじゃないと続かないし、メンバーからも好かれなきゃいけないという当たり前の関係が必要で」
家族でも友達でもなく、かといってビジネスパートナーでもない。その関係って何?
宮沢「野球のチームに近いね。一番は何が何でも塁に出るし、二番がランナーを進めて、三番四番でホームに戻ってこいみたいな、その信頼関係。だからチームを離れたら一人で精進するし、ユニフォームを着たら役割をキッチリこなして周りを納得させる」
でも同じチームで20年戦うってすごいことですよね。
宮沢「ぼくらは未完成のままデビューしたので、アルバムやツアーごとに、頑張れば手の届くところにある目標に向かってやってきた。その積み重ねがあるからこそ─ソロ活動とは違って─ブームでは武装を捨てて素直に歌えるんですよね」
その言葉の通り、最新アルバム『四重奏』は詞もメロディもこれまでにないほどシンプルに美しく響く。彼らは「円熟」という言葉を嫌うかもしれないが、20年目のいま、ブームは実りの秋を迎えている。

・リリース情報
『四重奏』
CD+DVD 3600円、CD 2800円/
FIVE D PLUS

ヒムロイサム=撮影
photography ISAMU HIMURO
熊山 准=取材・文
text JUN KUMAYAMA

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