目指せ! 宴会王

第1回 「笑い」のシステムを理解する

2009.12.03 THU

目指せ! 宴会王


確かにオレじゃなくて、普段は超お堅い上司がこんなことやったら絶対盛り上がるだろうな…。作戦変更だ イラスト/もりいくすお

どうすれば、笑いのビッグウェーブが起こせるのか?



気がつけば忘年会シーズンも間近。友人との酒宴ならまだしも、会社絡みの酒の席で、場の空気を和ませる”笑い”を起こすのって本当にムズかしい。

思えば2年前、渾身の「そんなの関係ね~」で場を沈黙させ、リベンジを誓った去年は、3の倍数と3が付く数字のときにアホになろうとしたけど、なりきることができず、かろうじて起こせたのはさざなみのような失笑…。場を再び沈黙させたオレは「エヴァ」だの「火消し」だの、屈辱的なニックネームを付けられたうえに、むしろそっち(オレの新しいニックネームを考える大会)の方が盛り上がるという始末…。そもそも普段ほとんど話す機会のない先輩や上司を前に、本当に爆笑の渦を巻き起こすことなんてできるのか? 日本笑い学会・井上宏会長に聞いてみた。

「笑いを生むためには、まずは場の空気を読むことが大切です。自分の余興(宴会芸)がその場でどんな役割を果たすのかを考えましょう。“笑い”といっても、相手との親しさを深める笑い、攻撃的な笑い、差別的な笑い、対立した関係の緊張緩和や調整に役立つ笑いなど、その種類は様々です。それゆえ、場が求める“笑いの空気”を考えずに暴走すると、多くの人から失笑を買ってしまいます」

こと忘年会に関しては、1年の労をねぎらうという連帯意識が強い場であることが多いため、「親和関係に貢献する笑い、つまり、笑いの質そのものよりも、普段の上司や同僚との人間関係を利用した、親しみの持てる笑い(宴会芸)がウケるはず」らしい。えーとつまり、ボクの失敗は…?

「お互いの距離が縮まる、親和関係に貢献する笑いでなかったのでしょう。それにプラスして、笑いが生まれる要因のひとつでもある“自身のキャラクターとのギャップ(ズレ)”が足りなかったのかもしれません。たとえば普段おとなしい人がいきなりハメを外したり、逆に普段威張っている人が緊張してモジモジしていたら、それだけで面白いと感じませんか? つまり、自分が多くの人からどう思われているかを把握し、そのキャラクターとのギャップを見せるだけで、宴会の席では“笑い”につながっていくわけです」

なるほど、普段から軽薄で浮ついているボクが、テレビで流行っているギャグを披露したところで、なんの面白みも意外性もない、と。ハハーン。先生、ナットクです! …ほっときなさい! 皆さんの「笑い」に関する投稿を募集中!右下の投稿ボタンから投稿してください。

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