今週は“1年のアカを洗い流せる映画”

思わず応援したくなる都市生活者のリアル不幸話で脱偏屈!

2009.12.08 TUE


ナディアが働くカフェでの三姉妹のいつもの風景。性格はみんなバラバラだけどここぞの結束力は固いです。そしてさすがロンドンっ子! みんなとってもオシャレさん。地味目な色の服が多いけれど、着回し術が完璧! …とはいえやっぱりナディアの髪型はちょっと笑えるけれど(笑) (illustration=micci)
忙しい年の瀬、恋愛や仕事につまずき「なぜ自分だけが…」とぼやいたりしていないだろうか?

そんな人にお薦めなのが映画『ひかりのまち』。
ロンドンに住む少し不幸せな家族を描いた本作はリアリティあふれる人物設定で、自分を客観視するきっかけを与えてくれるからだ。

伝言ダイヤルで恋人を探すナディアを中心に、9歳の息子の母親ながら、夜遊びばかりの姉・デビーと、出産間近で夫の浮かない顔にも気付かない妹・モリー。彼女たちは「ひかりのまち」と呼ばれる住宅地に住むのに、少しだけ憤り、「なぜ自分だけが…」とため息をついて日々を過ごしている。

そんな彼女たちを待ち受ける展開も、決して幸せとはいえない。ナディアを見ても、男にフラれ、逃げられ…。けれど、そんな苦況に立たされた時こそ、自分を見守ってくれている人の存在のありがたみや、恋愛や仕事に対する意識の変化など新しい発見があるという前向きな気持ちを思い出させてくれるのも確か。

そう素直に共感できるのも、国も性別も違えど、“都市生活”+“若者”という登場人物たちとの共通項があるからだろう。だからこそ、思わず応援したくもなるし、彼女たちが見つけた希望を探したくもなる。

2009年も残りわずか。この普通の毎日を切り取った映画にならい、少しだけ立ち止まり周りを見渡してみてはどうだろうか?
(micci)

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