今週は“クリスマスの夜、彼女をトロけさす映画”

ふたりで紡ぐ愛の歌にトロける『ラブソングができるまで』

2009.12.14 MON


ヒュー・グラントにドリュー・バリモア。美形すぎないふたりが、感情移入しやすく心温まる表情の数々を見せてくれる
クリスマスに欠かせないのは、気のきいたプレゼントにディナー、そして甘く流れるラブソング。ベタだけれど、だからこそどんな女性をもトロけさせる。
しかしこのご時世、サラリーマン男子だけが奮闘してこんな条件を揃えるのは至難のワザ。ここはいっそ女子にも協力してもらって、「ふたりで作り上げたクリスマス」を演出しては?

そこでおすすめなのが本作。原題「Music And Lyrics」の文字通り、男子が音楽を、女子が歌詞を持ち寄って1曲のラブソングを作り出すラブストーリーだ。

主人公・アレックスは80年代に一世を風靡したバンドのボーカルだったが、その後は鳴かず飛ばず。そんな彼のもとに、人気絶頂の歌手から作曲依頼が舞い込む。再起のチャンス。彼はピアノを前に苦闘するが、そこへたまたま植木の水やりのバイトにやってきた女性がソフィだった。彼の歌うフレーズに、彼女が鼻唄でつなげたメロディと歌詞は、素晴らしい才能を感じさせた!

物書きになる夢を、手痛い失恋からあきらめていたソフィ。アレックスは彼女を作詞に誘い、ふたりでラブソングを作っていく。80年代ポップスをパロったコメディ描写に笑っているうちににじみ出てくる、ソフィの寂しさ、アレックスの孤独。そして除々に完成していくラブソングが、ついに響きわたる時――。

笑い、涙、愛。ベタだけれど、それを見事な完成度で仕上げた“必殺”の一本。彼女もきっと、男任せではなく、一緒になってよいクリスマスを作り上げようとしてくれるはず。
(ダ・ヴィンチ編集部 関口靖彦)

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