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3800年のタイムトラベル!? ミイラの木棺に永遠を思う

2010.01.28 THU


写真は2007年10月発見の、「チャイ」という名の職人が納められていた『チャイの人型棺』。これと夫婦の木棺を見られるのは、東京ではこの展示会が初公開にして最後のチャンス。会期も終わりに近づいているので、この週末にぜひ足を運ぼう (c)アケト
永遠ってなんだろう。死んだらどこへ行くのだろう。未知の世界だからこそ、人は死や死後の世界に興味を抱き、時には恐れを感じる――。

そんな非日常的なことを思わず考えてしまうのは、エジプトのミイラに思いを馳せていたから。
古代エジプトというとまずツタンカーメン王が思い浮かぶが、それより400年も古い、今から3800年前のミイラと未盗掘・未開封の木棺が、吉村作治隊長率いる早稲田大学古代エジプト調査隊により2007年の1月と10月に相次いで発見された。

1月に見つかったものは夫婦の木棺とみられ、過去にほとんど出土例のないものだそう。また、10月のものは親子がひとつの墓に同時に葬られている、これまた珍しい状態だったとか。そもそも盗掘された形跡がない完全な状態というのが非常にまれなのである。

これらの貴重な木棺は、古代オリエント博物館で開催されている「吉村作治の新発見!エジプト展」で見られる。「オシリス神」「アヌビス神」など死や再生・復活にかかわる神の像、ミイラの製作時に使用した大きな木製台や医術用具、ミイラの製作場面を描いた石碑など、エジプトのカイロ博物館から借り受けた至宝約70点も併せて展示し、古代エジプトのミイラと死生観がテーマとなっている。

時間に追われて精一杯な毎日だけど、3800年というケタ違いの時を超えてきた木棺を目の前にすれば、今抱えている悩みが小さく思えて、少しは気が楽になるかもしれない。
(松本優子/クレッシェント)

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