今週は“世界の現実がわかる映画”

天才少年詐欺師に学ぶ、人生の逆転成功術

2010.02.02 TUE


フランクに扮するレオナルド・ディカプリオの生き生きした演技が素晴らしい。詐欺の舞台となった航空会社のユニフォームもキマッてます! トム・ハンクスとレオの共演が話題を呼んだ本作ですが、父親役のクリストファー・ウォーケンの演技も必見。オスカーノミニーも頷けます。ちなみに『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』とは“捕まえられるものなら捕まえてごらん”という意味 (illustration=micci)
天才詐欺犯と呼ばれた男が今や現代を代表する億万長者になった。これだけでも大変興味をそそられるのだが、詐欺を働いたとき、男はなんと17歳。この映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は、そんな世の中を騙しまくった男=フランク・W・アバグネイルJr.の自伝を基に、ふてぶてしくもしっかり社会を生き抜く男の姿を描いた真実のストーリーだ。

愛する両親の下、高校生のフランクは何不自由なく生活していた。ところが経済問題で両親が離婚。ショックを受けた彼はそのまま家を飛び出してしまう。生活のために大手航空会社のパイロットに成り済まし、巨額の資金を偽造小切手で手に入れるフランク。その後も自分の身が危なくなるごとに医師や弁護士に変装し世間をだまし続ける。そしてついに一連の詐欺事件を追うFBI捜査官・カールと対峙し、逮捕の瞬間を迎えるのだが…。

まず驚かされるのは、逮捕当時フランクはわずか21歳だったということ。巧みな話術と完璧な成り済ましにより、彼が世界各地で稼いだ総額はなんと400万ドルにも及ぶ。この肝の据わった度胸もすごいのだが、さらに彼は自らの犯罪が明るみに出た後も、転んでもただでは起きないしぶとさで、映画のラストにもう一度こちらを驚かせてくれることになる。

人生どこでどうなるかわからない。もちろん犯罪に手を染めるのは御法度だが、このフランクの生き様を観れば、もしかしたら人生の勝ち組へのヒントを見つけることができるかもしれない。
(micci)

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