今週の思い出懐かしゲー

本当に言葉でキャッチボールする懐かしの恋愛ゲーム

2010.02.10 WED


会話パターンは相当なボリュームが用意されているらしく、一度や二度のプレイではそれらすべてを見ることは絶対に不可能。繰り返しプレイして、彼女たちのいろんな面を発見しよう (C)1996 GENEON UNIVERSAL ENTERTAINMENT JAPAN, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
毎日欠かさず電話して、ロマンチックな会話で雰囲気を盛り上げ、クリスマスには2人きりの時間を過ごす約束を取りつける…そんなリア充生活には縁がないだって? ゲーマーならゲームで実現すればいいじゃないか! 今回オススメするのは、画期的な試みを多数盛り込んだ約14年前の恋愛シミュレーション、『NOeL NOT DiGITAL』だ。

近未来を舞台に3人の女子高生と交流を深めていく本作では、彼女たちとコンタクトする手段としてテレビ電話を使用する。彼女たちの活動時間は、リアルタイムで進行するゲーム内の時間と連動している。そのため昼間は留守だし、夜中に電話しようものなら烈火のごとく怒られてしまう。もちろん時間は任意で進めることができるので、あえて嫌われたいのでなければそんな事態は避けられるので安心だ。

彼女たちと会話していると、途中で話題のネタがボールになって飛び出してくることがある。それを相手に投げることで話題を発展させていくという、文字通り言葉のキャッチボールができる点がこのゲーム最大の特徴。もちろん話の流れに応じてタイミングを図る必要があるし、全部が全部プラスの反応を引き出すとは限らない。そのため、相手の所作が直に確認できるテレビ電話の利点を生かし、反応を見つつここぞというタイミングで話題を投げかけていかねばならない。

こうした苦労の末、クリスマスに特別なイベントを発生させることが最終目的となっている。だがそれ以上に、そこに達するまでの過程、つまり少女たちとの交流こそが『NOeL』のキモではないかと思う。会話の端々から彼女たちの本当のココロを見つけ出し、その奥深くまでアクセスしてみようではないか。
(増田将介)

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