カラオケレパートリー増強計画

夢や野望を呼び覚ます歌「ボーイズ・オン・ザ・ラン」

2010.02.18 THU


銀杏BOYZ「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(シングル) 初恋妄℃学園/UK.PROJECT/1260円/2009年
寒さも少し和らぎ、春の足音が遠く東の方から聞こえ始めるこの時期。冬眠のごとく眠らせていた自分の中の夢や野望を、呼び覚まそうではないか。

歌いたいのは4人組ロック・バンド、銀杏BOYZの「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。ボーカルの峯田和伸が主演を務める映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の主題歌だ。映画はうだつの上がらない青年が不器用にもがく姿を描いた青春ドラマで、原作は花沢健吾の同名漫画。主人公のさえない日常、人間の表裏がリアルに描かれるのだが、峯田演じるダメ男ががむしゃらに頑張る姿は、目指すべき方向が多少、的をはずしていたとしても、なぜか共感できるし好感も持てる。

歌の世界も、映画のストーリーさながらだ。愚直に夢を追いかけ、走る。そんな不器用ながらも愛すべき男の心情を、生々しくも温かみのあるサウンドに乗せて歌えば、「計算高くなってる場合じゃないな」と、純粋に何かを夢見ていたころが思い出されるだろう。

さらには、峯田といえば、才能あふれるソングライターにしてロック・ボーカリストでありながら、ステージで一度ならず骨折をしたり、逮捕騒動を起こしたりするなど、多くの事件を巻き起こしてきた。このどうにも無茶でダメな、でも男気あふれる生き様を少しでも知っていたら、「もっと自分も無謀になってもいいかもしれない」と冒険心をあおられるかもしれない。

大成しようがしまいが、あきらめず捨てずに夢や野望を追い求める。そんな大人も素敵だ。
(山田真弓)

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