今週の思い出懐かしゲー

アイアムゴッド! 魔王から地上を開放するSFC初期の名作

2010.02.17 WED


アクションモードの難易度は、敵の強さもさることながら、地形配置の意地悪さに起因している。各種アイテムも複雑な地形を乗り越えた先にあることが多いので、隠された道を見つける必要があるのだ。ただ、ライフがなくなってもペナルティなしで再挑戦できるので、学習しつつ進めていくことができる。それにしても、無制限にリトライを許してくれるなんて、サタンも少し詰めが甘い? (c)1990 QUINTET/YUZO KOSHIRO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
ファミコンの後継機として開発されたスーパーファミコン(以下、SFC)は、多重スクロールや回転・拡大・縮小機能といった数々の機能が追加された。そのため発売当初には、それらの新機能の使い方を模索するゲームが多数登場している。今回紹介する『アクトレイザー』もその1本だ。

本作における主人公は、かつて魔王サタンと死闘を繰り広げ、力およばず敗れた神である。サタンから地上を取り戻すため、神がサタンとその眷属(けんぞく)に対して戦いを挑むというのがイントロ部分だ。ゲームは育成シミュレーション風のクリエイションモードと、横スクロールのアクションモードの2種類を切り替えて進行する。クリエイションモードは魔物を討伐しつつ人間の居住圏を広げ、魔物の巣を封じることが目的。こうすることで、その土地に巣食う魔王のしもべと、アクションモードで直接対峙することが可能になるのだ。

アクションモードの開始時には、神の住まう天空城から回転しながら降下する演出が入る。技術が格段の進歩を遂げた今となってはなんということのない映像だが、当時は「これから戦いに飛び込むぜ!」と自然にテンションが上がったものである。さらに、古代祐三氏の手によるサウンドもまた極上。オーケストラ風の楽曲は雰囲気にマッチしており、それがまた神と魔王の戦いに彩りを添えてくれるのだ。

クリエイションモードでは、神の力を行使して人々の願いを叶えていくと、人間たちは自分をより強くあがめてくれるようになる(それにより神自身のライフも上昇する)。そのため「わがまま言いやがって」と思いつつも、ついつい願いを叶えたくなってしまう。そんな神の全能感を味わいつつ、世界を開放していく達成感をぜひ体感してみてほしい。
(増田将介)

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