旬な人インタビュー

栗田貫一

2010.02.18 THU

premiereR25


くりたかんいち 1958年東京生まれ。83年『日本ものまね大賞』(フジテレビ系列)でデビュー。その後「ものまね四天王」と称される。95年、山田康雄氏急逝に際し、映画『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』で急きょ代役。その後、ルパンの声を担当し現在に至る
モノマネをやってきた延長に
今があるんだから

「主演のジェフリー・ドノヴァンは相当大変ですよね。アクションしてヒューマニズムしてコメディしてスパイ工作してナレーションまでやってる。僕はしゃべってるだけでも大変なのに」

栗田貫一は劇中、ずっとしゃべっている。ただでさえセリフが多いのに、しばしばナレーション(スパイのテクニック解説)も入る。その声は、故・山田康雄氏演じるルパン三世のような、ダーティ・ハリーのような。バーン・ノーティス、つまり解雇通告を受けた元スパイが、その理由を追うというのが大まかなあらすじ。骨太な雰囲気の話みたいだが、主人公のマイケル・ウェスティンは、とんでもなくイイヤツなのだ。

「ルパンがもし実在したら、こんな感じなのかな。女の子を助けたとき、『おじさん好きよ』みたいな雰囲気になったら、照れて逃げちゃうでしょ。マイケルもきっとそう。でも演じ方は違う。ルパンってのはあくまで軽くてオシャレ。でもたまにトーンを下げて、『お前だけは許さねえ』なんて、あの山田節がないといけない。マイケルはあんまり軽くしちゃうと嘘かなって。ちょっと腹に響くような、横隔膜に当てるっていうか」

このインタビューは、シーズン2、第9話の吹き替えの現場で行われた。のであるが、演技については「改良の余地はまだいっぱいあるし、セリフも演技も下手」だという。 仕事に対する姿勢は、極めて謙虚だ。もともとは、というか今でも、「僕はものまね芸人」。

「僕は声優をやってます、なんてところまでは行けてないと思う。山田さんのモノマネをしている延長に、今があるんだから。ルパンだってぜんぜんできないところから始まったんだもん」

といいつつ、裏で努力しているのだ。なぜなら「僕は悔しがりやだから。だってやなんだもん。下手とかいわれるの」。

・リリース情報
『バーン・ノーティス元スパイの逆襲』
販売元:20世紀フォックスホームエンターテイメント
シーズン1:好評レンタル中! (全6巻)
シーズン2:4/2よりレンタル開始!
『24』『プリズン・ブレイク』に続く新たなヒーローは“元スパイ”! 栗田貫一いわく、「身近にありそうな日常を描いているのがヒットの理由。人気が出て、制作費が上がったんでしょうね。シーズン1もすごいけど、シーズン2なんてもっとすごいスケールですよ」。必見である!

堀 清英=写真
photography KIYOHIDE HORI
吉々是良=取材・文
text KOREYOSHI YOSHIYOSHI

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