心と下半身にグッとくる

復活!ロマンポルノは疲れたオトコの清涼剤だ!

2010.02.18 THU

昔まだAVというメディアが存在しなかったころ、エロい映像に飢えた男子たちは、映画館に女子の裸体を見にいったという。なかでも、当時のオトコたちの股間をわしづかみにしたのがエロ史上に燦然と輝く“にっかつロマンポルノ”シリーズ! 映画会社のにっかつが制作したポルノ映画だ。88年、AVとバトンタッチするかのように終焉を迎えたが、今年“ロマンポルノ・RETURNS”として復活することが決定。果たして、ロマンポルノとはどんな作品で、近年のAVとは何が違うのだろう。アダルトメディアに詳しい安田理央氏に聞いてみた。

「ロマンポルノは、やっぱり映画なんですよ。あくまでドラマを描くなかで、アダルトシーンが入っている。初期のAVはドラマものも多かったんですが、ビデオならではの特性を生かした作品、たとえばドキュメンタリーものなど、表現がものすごく多様化した。しかし、DVDが登場すると、“実用的”なシーン以外は簡単にスキップできるようになったため、過程が重要なドラマやドキュメントは、ほぼ駆逐されてしまったんです」

つまり、AVの主流は即物的な方向に流れたわけだ。そんな時代にロマンポルノを復活させた理由とは? 日活プロデューサーの千葉善紀氏に話をうかがった。
「エロティックなものって、昔はロマンがあったと思うんですよ。もう死語かもしれないけど、ロマンっていい言葉じゃないですか(笑)。主人公の心の動きや脱ぐ過程…情感がともなったエロスを提供したい。そのうえで、勃っていただきたいんです」

ということで、実際にロマンポルノの新作を見てきた。物語に入り込んで観る映画は、やはりAVとは別物。なにより大画面で展開される濡れ場は、音響の良さとも相まって圧巻。モザイクを使わず、絶妙なアングルで局部を隠す職人芸が光る。AV鑑賞は、どうしても作業(?)になりがちだが、これは心と下半身にグッとくる一服のエロ清涼剤。過激なAVに疲れた時にはオススメかもしれません。
(ホドロフ鈴木)


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