今週は“残りの冬を満喫したくなる映画”

冬の美景を楽しむ、中山美穂主演の究極ラブストーリー

2010.02.23 TUE


全編を通して一人二役を演じた主演の中山美穂がとにかく美しい。中学時代のダブル樹を演じた酒井美紀と柏原崇も絶品の演技を披露。そして普段物静かな陰のある役が多い豊川悦司の明るい演技も一見の価値あり。ハジけてます! ちなみにこの映画、当初は安田成美が主演するという噂もあったよう。それはそれで観てみたかったかも… (illustration=micci)
ようやく寒さも和らいできたと思えば、また真冬並みの気温に逆戻り。冬が完全に通り過ぎるのをただじっと待っている、なんて人も多いのでは? しかしそんな寒い冬もまんざらでもないと思わせてくれる映画がこれ、『Love Letter』だ。

神戸に住む渡辺博子は、雪山で遭難した婚約者・藤井樹の三回忌に参列。そこで樹の中学時代の卒業アルバムを目にし、彼が当時住んでいた小樽の住所をみつける。樹を忘れられない思いからその住所に手紙を投函すると、届くはずのない返事が。手紙の主は、彼の同級生で同姓同名の女性からだった。博子は彼女に会うため、冬の小樽に足を運ぶが結局会えずじまい。しかし、その後もふたりの不思議な文通は続き…。

切なく良質なラブストーリー。その清澄さを際立たせているのは、キラキラと輝く白い雪や、荘厳さをたたえた雪山など小樽の冬景色だ。またこの景色の中に収められた人物もみな美しく、ブランケットで身をくるんだ女性の樹がストーブで暖をとるシーンでも、雪山に婚約者を想い「お元気ですか?」と博子が叫ぶシーンでも心惹かれることだろう。改めてこの冬という季節をいいものだと思わせてくれる。

さすがに雪はもう来年まで待つしかなさそうだが、残り少ない冬を体いっぱいに感じてみるのも悪くないのでは?
(micci)

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