今週は“残りの冬を満喫したくなる映画”

南極観測隊から学ぶ極寒の中をほっこり過ごすコツ

2010.02.26 FRI


原作は西村淳のエッセイ『面白南極料理人』(新潮文庫刊)。劇中の料理は、『かもめ食堂』やドラマ『深夜食堂』なども担当したフードスタイリスト飯島奈美が担当している。なかでも手打ちラーメンがうまそうなことったら! (c)2009『南極料理人』製作委員会
まだまだ寒さは厳しく、つい引きこもりがち。ならばいっそ、『南極料理人』を観て、もっとも寒いところで過ごしている日本人の「寒冷地での楽しみ方」を参考にしてみよう。

南極観測隊の料理人として南極のドームふじ基地に派遣された西村。彼とともに約1年半の任務に就いた観測隊員もまた、それぞれに家族を残してきて、思いを馳せる日々を過ごしていた。そんな彼らの唯一の楽しみは食事! 西村は、そんな隊員たちにとっては料理人以上の存在になっていく。

南極の観測隊に実際に料理人として勤めた西村淳のエッセイが原作だけに、劇中の食事シーンはかなりリアルなものだとか。家庭料理がメインとなるが、楽しみの少ない南極だけに様々なこだわりと工夫が凝らされている。たとえば、海老フライの海老はなんと伊勢エビだったり、肉もA5クラスの和牛のブロックを丸焼きにしてみたり。大胆な調理法と食材使いで、普通の食卓がパッと華やかなものになり、思わず笑みがこぼれる食事に。

もちろん日本で暮らす僕らはこれほどの極限状態にいるわけではないが、アイデアひとつで退屈な日常をチェンジできることに思い至る。こもりきりの休日を過ごしてカップラーメンをすするくらいなら、南極料理人のように料理に打ち込んで食のエンタメを極めてみるのも一興ではないだろうか。
(よしひろまさみち)

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