今週は“明るい未来を思い描ける映画”

ぶっ飛びバカ全開! 宇宙を旅する爆笑アドベンチャー・ムービー

2010.03.23 TUE


この『銀河ヒッチハイク・ガイド』はイギリスの脚本家ダグラス・アダムスが書いたスラップスティックSFシリーズ。ラジオドラマから人気の火がつき、小説は全世界で1600万部を売り上げたそう。ゲームやコミックにもなっており、満を持しての映画化だそうです。特殊メイクや撮影技術は最先端の技術を駆使しており、そちらも見どころ (illustration=micci)
地球上で2番目に賢いとされる生き物・イルカが歌う軽快なナンバー。歌う内容は皮肉にも地球滅亡の警告。このユーモアに溢れたオープニングで始まる『銀河ヒッチハイク・ガイド』は、銀河をガイドブック片手に巡る奇想天外なSFコメディだ。

紅茶を愛する平凡な英国人・アーサー。ある日友人のフォードに「銀河バイパス建設のため、地球が爆破されてしまう」と言われるものの当然鵜呑みにせずにいたが、本当に宇宙船が飛来し地球を破壊してしまう。フォードの先導で、アーサーは宇宙船のヒッチハイクに成功し、地球爆破の危機からなんとか脱出。しかしその後も、宇宙船を乗り換えながら宇宙を放浪することに。自分の身に何が起きたのか全く理解できないアーサーの運命は…。

伝説的なSF小説を、原作そのままに大胆なビジュアルセンスで映画化した本作は、圧倒的なギャグセンスで描かれており、一貫してバカバカしく出来ている。友人のフォードの正体が宇宙人で、宇宙大ベストセラー「銀河ヒッチハイク・ガイド」の編集員だったというくだりはほんのつかみ。2つ頭の銀河系大統領ゼイフォードや、詩人きどりの官僚的なヴィゴン人など個性的な宇宙人の登場。さらには、実は地球が銀河のスーパーコンピュータにより設計されたものであったなど、三段も四段も五段も落ちる笑いが仕込まれている。

この作品は、暗い事件や情勢が続き、今日の笑いと明日への希望を忘れてしまっている人にこそ観てほしい。未来に対してもう少し楽観的であってもいいのでは? と思わせてくれるはずだ。そして、地球にもしっかりと明るいオチが用意されているのでお楽しみに。
(micci)

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