今週は“明るい未来を思い描ける映画”

未来をひらくヒントは、映画『サマーウォーズ』にあり!

2010.03.23 TUE


力強いビジュアルに熱い名ゼリフ満載の本作、男泣き必至です! (c)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS
かつて未来という言葉は、希望を与えてくれた。だが今や、来期の数字を考えると「未来」イコール「不安」という人も多いだろう。そんなR25世代に、未来に輝きを取り戻すヒントをくれる映画『サマーウォーズ』を紹介しよう。

舞台は、ネットがさらに発展した近未来。町の風景は現在と変わらないが、「OZ」という仮想世界が普及し、全世界の10億人が「OZ」内にアバターを持っている。だがある日、アバターが何者かに“盗まれ”始めた。たとえば水道局員が持つアバターが盗まれると、そのアバターの権限によって現実の水道にまで影響が及ぼされる。たちまち世界のライフラインは破綻し、さらなる大災害が近づいていた……。その犯人の濡れ衣をかけられたのが、高校生・健二だ。そのとき健二は先輩・夏希のフィアンセとして、彼女の田舎に初めて来ていた。古い屋敷には、夏希の曾祖母・栄(さかえ)の90歳の誕生日を祝うため、老若男女の大家族が集結。新たな家族が容疑者!? と色めきたつ中、もうひとりの家族も事件に関わっていることがわかり、家族総出で世界を救う戦いに身を投じる。

最新ネットワークが生んだ危機に、最古のネットワーク「家族」が立ち向かう。人の役に立て、家族を大切にしろ、あきらめるな。栄の号令は、古くさく聞こえるかもしれない。だがアニメならではのスピード感に引っ張られて本作を観るうち、胸に迫ってくるのは人と人が力を合わせることの大切さだ。未来をひらくヒントは、古来のシンプルな――だからこそ熱い――感情の中にあるのかもしれない。
(ダ・ヴィンチ編集部 関口靖彦)

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