今週の外で楽しむゲー

“9”にまつわる脱出ゲーム。キミは隠された真相にたどり着けるか?

2010.03.23 TUE


ひとクセもふたクセもあるキャラクターたちは、『ストリートファイター』シリーズなどで有名な西村キヌがキャラクターデザインを担当。9人のキャラクターは、誰もがそれぞれに秘密を持っているようだが… (C)2009 CHUNSOFT
少し前にネット上でブームになった“脱出ゲーム”なるゲームジャンルを知っているだろうか? 画面に表示されたオブジェクトを調べると提示されるヒントをもとにして、閉ざされた密室からなんとかして抜け出す、という推理ゲームの一種だ。今回紹介する『極限脱出 9時間9人9の扉』も、いわゆる脱出ゲーム。ヒントをもとに推理を広げていく脱出パートと、サウンドノベルを得意とするチュンソフトならではともいえるノベルパートによって構成されている。

脱出パートの謎解き難度はさほど高くなく、気になる場所を何度も調べれば、さらにヒントがもらえるケースが多い。移動時間の暇つぶしプレイでもクリアできるレベルだ。一方ノベルパートでは、沈みゆく巨大船舶に閉じ込められた9人の登場人物が、9時間以内に9番の扉を開けて脱出を図るゲームに参加させられる、という9尽くしのストーリーが展開する。作品の性質上、あまり詳しく書くと怒られるので、ノベル系アドベンチャーとしても非常に高いクォリティを誇る、と言及するにとどめておこう。

ただし本作は、1周プレイしただけではほとんど何もわからずじまいのうちに、ストーリーが幕を閉じるはず。けっこう理不尽な死に方をするエンディングも多く、もちろん筆者も初回プレイ時は何もわからぬまま、予想外のキャラにオノでブチ殺されている(同じ死に方をしたプレイヤーは多数と予想)。だが何度もくりかえしプレイすることで、少しずつ物語の謎を解くための断片的な情報が明らかにされていく。それらをつなげてストーリーの真相に近づいていく思考ゲーム。それこそが本作の本当の姿なのだろう。
(黒峰澄一)

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