今週は“誰かにやさしくなれる映画”

認め合うことの大切さを知る映画『西の魔女が死んだ』

2010.05.19 WED


山荘のセットは、この映画のためにゼロから建築されたもの。そう言われても信じられないくらい、山の風景に溶け込んだ見事なセットだ (c)2008「西の魔女が死んだ」製作委員会
新年度のバタバタも一段落し、ゴールデン・ウィークが終わってしまって何となく虚脱状態……いわゆる“五月病”気味な人が、あなたの職場にも多いのでは? そんな時、イライラと責め立てても雰囲気は悪くなるばかり。そこで、互いに認め合うことの大切さを思い出させてくれる映画『西の魔女が死んだ』を紹介しよう。

夏休みを前に、学校に行けなくなってしまった中学生・まい。彼女はひと夏の間、山の中で暮らすおばあちゃんの家に預けられることに。“西の魔女”と呼ばれるおばあちゃんはイギリス人で、静かな山荘に一人で暮らしていた。庭には美しい花々が咲き誇り、さまざまな果物やハーブが育てられている。その手入れを手伝い、おだやかな毎日を過ごす、まい。おばあちゃんが彼女に教えてくれたのは、「早寝早起き、食事をしっかりとって、よく運動し、規則正しい生活をすること」。そして何より、「何でも自分で決めること」だった。着実に“生きる力”を取り戻していくまいに、おばあちゃんが最後に残してくれた“魔法”とは?

まいが苦しい時、あせった時、怒りに駆られた時――マイナスの感情に流されそうになった時、おばあちゃんはそっと押しとどめてくれる。おばあちゃんの魔法の言葉は「I know」。無理に励ましたり、叱りつけたりするのではなく、ただただ「あなたのことを、わかっていますよ」と認めてくれる。そして本来持っているはずの、前を向いて生きていく力を思い出させてくれるのだ。

そんなおばあちゃんの思いは、観ているあなたの心にも深くしみわたり、新鮮な活力を与えてくれるにちがいない。この映画からやさしい力をもらったら、今度はあなたが、職場の仲間たちに“魔法”をかけてあげる番だ。
(ダ・ヴィンチ編集部 関口靖彦)

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