音色はいろいろ「住活」組曲

第12回 結論!住活って本当に面白い!

2010.05.20 THU

音色はいろいろ「住活」組曲

やっぱりいろいろ。住まいの選択肢



当初は、どうせ家探しで考えるポイントなんて、マンションか一戸建てか、通勤通学の利便性はどうか、そして予算に見合うか、くらいのものでした。いや、それ以前に「住まい探しなんて、まだまだ先のこと」と思っていました。

それが、住活の過程で住まいについていろいろと学ぶうちに、住まい探しは、生活の満足度を左右する重要なことであり、その選択肢も、バラエティに富んでいると思い知らされました。

たとえば、住活で大きなポイントである「持ち家か、賃貸か」にしても、耐震・遮音・断熱といった面では一般的に新築分譲の方が賃貸よりも安心・快適である半面、賃貸は、収入や家族の増減、転勤など急な変化に対応しやすいことがわかりました。そうそう「シェアハウス」なんて新しいスタイルの賃貸住宅もありましたね。

さらに「マンションか一戸建てか」という悩ましい問題も、購入後の管理費や修繕費用、リフォームのしやすさなど、今までには無かった観点からより深く検討できるようになった気がします。

「新築か中古か」という選択も、単なる価格以外に、「立地」や「選択肢の多さ」という視点から検討できることを教えてもらいました。建物の古さも、今はリフォームでかなり改善できるみたいですしね。
「マンション、一戸建て、リゾート物件」などの物件の種類に加えて、新築か中古か、買うのか借りるのかといった住み方の違いが出てくると、本当に住まいの選択肢は多くなりますよね
いや~、現在の住活は選択肢が本当に豊富です。これって、とても恵まれていると思うんですよね。だって「僕はこんな暮らしがしたい!」「こんな家に住みたい!」という希望がはっきりしていて、お金の目安もはっきりしているなら、自分にぴったりの住まいはかなりの確率で見つかると思うから。というか、それを探す作業って単純に楽しい…楽しかったんですよ! だって自分には縁のないものと思っていた別荘やリゾート暮らしですら、自分の家になる可能性があるんですもん。

「うむむ、この新築マンション、再開発で駅直結だと! しかも管理費や修繕積立金もこのグレードにしてはお得だ」
「げげげ! まだ築3年の中古マンション、あんな利便性のいい場所でこの価格は絶対に買いだ! でも、なんか落とし穴があるのかも、ちょっと現地に行って見てこよう」
「いやーん! 念願の一戸建てを建てるのにぴったりな土地が出ている! 用途地域は何だろう? 環境はいいのかな?」

いきなりすみません。暮尾豊、この半年で不動産広告を見るのがとっても面白くなりまして、つい心の叫びを書いてしまいました。今までせいぜい場所や価格しか見ていなかった広告が、まるで宝探しをしているかのような感覚なんです。「住活が楽しかった、ためになった」という住活経験者の声がありましたが、その理由、わかった気がします。

というわけで、最終回後編では改めて「住活」についてまとめてみたいと思います!
総じて、住活は楽しいものなんです! 住活を通じて勉強したことがその後の人生に役立つこともあるかもしれませんね  (対象:首都圏在住の25歳~39歳の男性で社会人になってから2回以上の住み替えを経験している人 100人 / アイ・リサーチ調べ)

自分にぴったりあった住まいを楽しみながら探す活動、それが住活だ!



めくるめく住活の旅をして、住まい探しの楽しさに気づいた暮尾豊。今なら住活経験者の声にもうなずくことができます。たとえば「住まい探しをして、あなたは楽しかったですか?」という質問に92%もの人が「楽しかった」と答えたこともそう。

さらに「現在、住んでいる住居からの住み替えを考えていますか?」という質問に、住み替えを考えているという回答が68%と7割近い結果。これは、住居、立地、生活スタイルなど、住まいの選択はいろいろあって、経済的な問題も工夫や考え方次第でなんとかなるということが、住活を通じてわかったからだと思うんですよ。

「生活スタイルが変わってくるので、引っ越しが必要」(36歳・賃貸)
「子どもの成長にあわせて、もう少し広いところに移りたい」(37歳・新築マンション)
「今は機械式駐車場なので、いつかは駐車車両の制約がないところでキャンピングカーを持ちたい」(32歳・新築マンション)
「定年後、田舎に行けたらいいなと思っている」(31歳・新築一戸建て)
※()内の住まいの種別は、現在のものを指してます。

差し迫った家庭の事情から将来の人生設計まで、中身は様々ですが、「持ち家=終の住み家」という考え方だけではなく、「住み替えもあり」という考えはだいぶ浸透している気がします。僕も、一生を同じ家でずっと過ごすのって、なんとなくもったいないな、もっといろいろな家で、いろいろなスタイルの暮らしをしたいな、って思いましたもの。仮に持ち家を購入したとしても、資産価値の高い家なら、売ってもいいし、賃貸に出してもいいし。そのお金を元手に次の住まいを探したり、とか。

だからこそ、住活が楽しかった理由にもこんな回答が寄せられたりするのだと思うのです。
「さまざまな物件を比較することで、新たな知見を得られた」(32歳・新築マンション)
「パートナーと意見の違いでぶつかったりもしたが、最終的にはおたがいが納得できる物件にたどりつけた。ゴールに至るまでの過程が楽しい」(32歳。・新築一戸建て)
「地域の実情が見られた」(38歳・賃貸)
「宝探しみたいな感じ」(34歳・賃貸)

そう、住活は理想の住まいを見つけることがゴールではあるのですが、その過程も楽しいんです。新たな住まいの知識、見方、考え方が身についたり、家族の新たな一面が見られたり、縁のなかった土地のことを知ったり…。こんな刺激的なこと、なかなかないと思います。変わりばえのない日常、閉塞感を抱く人生…そういったことに、何かモヤッとしたものを感じているなら、住活をしてみてはいかがでしょう? もしかしたら新しい人生が切り開けるかも…というのは言い過ぎでしょうか。

とにかく! 住まい探し、「住活」は面倒くさいものではないんです。むしろ娯楽のひとつくらいに考えるのがちょうどいい。最初は理想の家がなかなか見つからなくても、新たな家での生活を想像するだけでも楽しいもの。考えようによってはこれほどお金がかからず、長く楽しめる娯楽はないともいえます。

新築マンション、中古マンション、一戸建ての注文住宅、賃貸マンション、別荘、リフォーム……。あなたに幸せを与えてくれるのは果たしてどんな住まいなのか。あなた自身の住活の旅でぜひ、見つけてくださいね! いや~長いようであっという間でした。で、答えは出たのかって? もちろん出ましたとも。その答えは…もっと住活したい!

すみません、玉虫色で。というのも、住活をして、僕はまだまだ、これ! という「自分の理想の暮らし」がないと気がついたんです。幸い経済的な面では、潤沢な資金がなくてもいろいろな制度を使ったり、ローンの組み方を工夫したりすればなんとかなることがわかったので、そういった制度も視野に入れしながら、もう少し住活を続けたいと思っています。まだ見ぬ理想の住まい・暮らしがあるかもしれないですしね。

みなさんもよーく考え、いろいろな住まいを見て、悔いのない住活をしてください! では、また会う日まで!

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