お金をウマく使う「金銭学講座」

古人の教えに学べ! 世界のマネー金言集

2006.06.26 MON



イラスト:清野とおる
お金には抗しがたい魔力がある。「財布が軽ければ心は重い」とはドイツの詩人・ゲーテの言葉。古今東西を問わず、ビンボーは憂鬱のタネなのだ。また、あればあったで悪影響を及ぼすから始末が悪い。ギリシャ神話のなかに、触れるものをすべて黄金に変える力を手に入れ、娘や食べ物まで黄金に変えてしまった不幸な王様の話だってあるではないか。何をするにも先立つものが必要な現代人は、お金の魔力から自由ではいられない。痛い目をみてからでは遅い…ということで、昔からある格言を参考に、対処法を学んでおこう。

そもそも、なぜお金は人間をトリコにするのか? イギリスの作家・スウィフトいわく、「人生の9割は金である」。古代ギリシャの詩人・アンティファネスに至っては、「金は人間にとって血であり、命である」と語っているし、ロシアには、「金が物を言うときには、真理が黙る」ということわざまである。つまり、お金は人の一生だけにとどまらず、存在そのもの、さらには真理なんていう崇高なものさえ凌駕するのだ。身も蓋もない言い方をすれば、「金こそすべて」。貨幣経済が生まれて以来、世の中の何に興味を持つにしても、そこにはマネーが絡んでくる。

もちろん、これを悲観的にとらえることはない。江戸の世相を描いた小説家・井原西鶴は「世に銭ほど面白きものはなし」なんてことを書き残している。金を通して何を見るかによって、世界はポジティブにもネガティブにも見えてくるのではないだろうか?

つまるところ、重要なのは自制心。イギリスの作家サミュエル・スマイルズは「諸悪の根源は金そのものではなく、金に対する愛である」と語っている。お金にとらわれるのではなく、お金を使いこなす人間になるよう努力することが重要なのだ。それを怠ってガムシャラに金儲けしても、「悪銭身につかず」なんてことになりそう?
(丸山大次郎/KyoPro)


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