オトコを魅せる夏イベ攻略塾2010

第8回 真の「海水浴」を知る男になる!

2010.07.22 THU

オトコを魅せる夏イベ攻略塾2010


いまや、家族連れからカップルまで幅広い層に人気の夏レジャーとなっている海水浴。最盛期には、まさにイモ洗い状態になる人気ビーチも多々あるが、そんなときには「じっと海水に浸かるのが本来の海水浴」だということを思い出してみるのもまた一興かと… 写真提供/PIXTA

心静かにじっと浸るのが「海水浴」の“正解”??



夏だからこそ楽しめるイベントの中でも、まさに真打と呼べるのが、今回のテーマである「海水浴」。ギラギラと太陽が降り注ぐビーチで寝転んだり、海の家で買った焼トウモロコシをほお張ったりなど。想像するだけで、今すぐ海へ向かいたくなる人も多いと思うのだが…実はこの「海水浴」。元来は、遊びではなく医療行為の一環として普及したものだということを知っていただろうか?

夏のレジャーとして親しまれる「海水浴」の習慣が生まれたのは意外と新しく、世界的にみれば近代に入ってからのこと。とはいえ、18世紀ごろのヨーロッパで、慢性的皮膚病や神経症などの治療を目的に、医師の処方のもと、文字通り海水を浴びる医療行為として実践されたのが、その始まりという。

一方、日本にも西洋の場合と同様、記録に残っている範囲では鎌倉時代あたりから、医療行為として「塩浴」という習慣があったらしい。文献を見る限り、これは西洋の「海水浴」よりもさらにレジャーの感覚とは離れたもの。なるべく人に見られぬよう、牛車のような乗り物に乗ったままで海に入り、じっと海水に浸かるという、ごくごくストイックなスタイルをとっていたようだ。ちなみに西洋と日本、どちらの場合も当初の海水浴は上流階級向けのもの。特に西洋式の海水浴は、治療と遊びを兼ね備えた、お金持ちの優雅なレジャーとして発展していくことになる。 現在のようなレジャーとしての海水浴が我が国でも広まるのは、西洋式の「海水浴」が日本に紹介された明治以降のこと。健康増進を目的とした海水浴場が大磯や鎌倉など各地に開設され、来日していた外国人や、先進的な日本人の間でブームとなったが、ほどなく庶民の間でも夏のレジャーとして定着。現在の様子からは信じられないが、品川や月島あたりにも海水浴場があり、毎年にぎわいを見せていたらしい…。

と、起源をたどれば、健康維持や病気の治療が目的だったという海水浴。現在でも、民間医療の世界では、心身リフレッシュなどの分野で「塩浴」が再注目されていたりする。とはいえ、焼トウモロコシや水着美女などの誘惑が満載のビーチで、ひとり静かに海水に“癒し”を求めるのも、なかなかに難しいもの。そこで次回は、真の「海水浴」を嗜むための、ある実験を行ってみたいと思う次第である。こうご期待。 この記事についてのご感想や夏のレジャーにまつわる小ネタなど、下のボタンから投稿ください。

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