夢の“世界一周”にチャレンジ

第9回 世界一周の“最難関”に挑む!

2010.07.22 THU

夢の“世界一周”にチャレンジ


【世界一周24日目】 チベットの首府ラサへと続く青蔵鉄道。最高5000m超にも到達するその車内からの景色は、どこまでも青い空と低い雲、そして山々が続きます。高山病さえなければ、そこはまさに天空です。

高度も高けりゃハードルも高い、“秘境”への道のり



世界を一周するにあたって、最難関となるのはどこか? 人によっていろいろな意見があるでしょうが、そのひとつは間違いなく“チベット”ではないかと思います。実際、チベットまでの道のりは、僕らが想像していた以上に大変なものでした。

「チベット」というと国名と勘違いしている方もいるようですが、正確には国ではなく、平均標高4000mを越える中国西方の広大な自治区のことを指します。2008年のチベット騒乱以降、中国政府によって旅行者の入境が許されない時期もあるなど、政情は依然として不安定。一昔前までは、チベットに入国する闇バスなんてのもあったようですが、今では取り締まりが厳しく、正規にチベットをを観光するためにはいくつかの壁を越えなくてはなりません。

まず、チベットへの道です。チベットの首府ラサ(標高3650m)へは、成都をはじめ、いくつかの都市から飛行機が出ていますが、突然の標高の変化は“高山病”になる危険性が高いとか…。そこで、人気なのが2006年7月に開通した「青蔵鉄道」。通称“天空列車”の呼び名のとおり、道中標高5000m地点を通過し、成都から飛行機だと1時間程度の道のりを48時間もかけて進みます。それでも、高地に体を順応させながら移動できるということで、旅人の間で大人気なのです。当然、僕らもこの天空列車を選びました。 さらに、チベットでは、原則として個人での自由な旅行は禁止されていて、旅行をするには、チベット自治区観光局が発行する「入境許可証」を取得し、ガイドを同伴する必要があるのです。また、外国人が自由に訪れることのできる「開放地区」と、中国公安局の許可がなければ訪れることのできない「非開放地区」があり、この非開放地区に行く場合は、「外国人旅行証」という許可証を取得する必要もある…と。これら許可証やガイド代などを含めた総費用は、ラサ市内観光3日間で1人850元(約1万2000円)。これは、タイ・ラオスと1日平均2500円で過ごしてきた僕らにとっては、法外な値段でした。

このように、外国人が旅をするにはハードルの高いチベット。だからこそ、やっとのことでその地に降り立ち、突き抜けるような青い空を見ただけで、「来てよかった」と心の底から思えたのでした。 長谷川夫妻への応援メッセージや旅の裏ワザ、海外情報など、下記のボタンからご投稿ください。

夢の“世界一周”にチャレンジの記事一覧はこちら

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト