夢の“世界一周”にチャレンジ

第10回 税関で“賄賂”を要求された! の巻

2010.07.29 THU

夢の“世界一周”にチャレンジ


【世界一周32日目】中国とネパールの国境に架かる、その名も「フレンドリー橋」。ネパールにとっては、発展する中国との間を結ぶ重要な国境です。全くフレンドリーじゃありませんでしたが!

本当にあった旅の噂話。まさか自分の身にも起こるとは…



日本で「賄賂(わいろ)」なんていうと大事件になりそうですが、広い世界ではとくに珍しくもないようです。…と、話には聞いていたものの、まさかわが身に降りかかるとは! 今回は、そんなお話です。

舞台となったのは、中国/ネパール間の国境でした。前夜、中国最後ということで現地のビールを飲みまくった僕は、二日酔いと腹痛に耐えながらネパール国境まで移動しました。そこに待ち受けていたのが、中国、ネパール両国軍による“鬼の荷物検査”だったのです。

まず中国側では、なぜか税関と中国軍による2回の荷物検査を受けました。ただ、あくまでも形式的なもので、荷物の中に手を突っ込まれる程度で無事に出国。

そしていよいよこの旅4カ国目のネパールへ入国です。入国審査までは順調にいったものの、今度はネパール軍による荷物検査。この国境越えだけで3回も荷物検査をされることになるとは…。しかも、このネパール軍が最もやっかいだったのです。 彼らは僕のバックパックの中身を一つひとつ取り出しては、「これは何だ?」と聞いてきます。iPhoneは「携帯電話だ」と言っても信じてもらえず、パソコンなんかは「新しいのか? 性能はいいのか?」なんてしつこく聞いてきます。「中国で中古で買った」と答えたら、残念そうに戻していましたが、仮に新しくて性能がよかったらどうしたのでしょうか?

腹痛もピークに達するなか、当面終わりそうにない荷物検査に僕がうんざりしていると、隣にいた軍のお偉いさんであろう老人が、こっちを見ながら指をこすり合わせています。それは、明らかに金を求めている仕草。いわゆる賄賂要求です! これ以上、荷物検査をされたくなかったら金をよこせ、と。話には聞いていましたが、こんなことがまさか自分の身にも起こるとは…。

なんのやましいモノも持っておらず、無駄な出費をしたくなかった僕らはこの要求を断固拒否。問答を繰り返すこと1時間。あらかた荷物を広げ終えて、僕の汚いパンツまで確認したあたりで、ようやく彼らも堪忍しました。我慢比べの末の根気勝ちですね。

今回は事なきを得ましたが、聞くところによると相手が軍や警察の場合は何をされるか分からないので、逆らわない方が身のためなんだとか。くわばら、くわばら…。 長谷川夫妻への応援メッセージや旅の裏ワザ、海外情報など、下記のボタンからご投稿ください。

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