今週は“恋のトキメキに敏感になれる映画”

恋がしたくなる、甘くて苦い映画『(500)日のサマー』

2010.08.11 WED


(c)2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
夏といえば恋の季節……と言いたいところだが、猛暑の中の仕事で心も体もぐったり、というR25世代も多いはず。そんなあなたに必要なのは、鈍った感性をリフレッシュしてくれる“ときめき”かも。今すぐ現実の恋を始めるのは大変だけれど、映画『(500)日のサマー』で胸の高鳴りを思い出そう。

グリーティングカードの会社にライターとして務めるトムは、同じ会社にアシスタントとして入社してきたサマーに一目ぼれ。二人ともザ・スミスのファンだったことから意気投合したが、トムの「彼氏はいるの?」という問いに対するサマーの答えは「恋人を作る気はない」というもの。恋人なんて束縛でしかない、だから気軽な友だちでいよう……彼女の申し出を断ることは、トムにはできなかった。友だちとしてデートを重ね、互いの部屋を行き来し、笑顔を交わして、キスする二人。運命の出会いを信じるトムと、真実の愛なんて信じないサマーの、友情とも恋ともつかない500日間の結末は……?

ほどほどにおしゃれでセンスもいいけれど、恋心を真正面からぶつける度胸のないトムは、日本でいう“草食系男子”。奔放なサマーの言動に一喜一憂する彼の弱気な笑顔には、ボーイ・ミーツ・ガールの甘酸っぱさとほろ苦さの両方が詰まっている。観ているあなたも、かつての恋、そして片思いの“ときめき”をきっと思い出すだろう。

また、ズーイー・デシャネル演じるサマーの魅力も見逃せない。ゴージャスなハリウッド・ビューティではなく、パッと見はごく普通の女の子。でもまっすぐに見つめてくる瞳や、時おり見せる笑顔の愛らしさに、男性のほとんどが惚れ込んでしまうはず。恋の喜びと痛みの間で揺れ動く気持ち、それこそが“ときめき”なのだと思い出させてくれる映画だ。
(ダ・ヴィンチ編集部 関口靖彦)

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