人気も数もひそかに上昇中

シェフ1人・給仕1人の「こぢんまりレストラン」に注目

2010.10.21 THU



撮影/曽木幹太 撮影協力/チャイニーズ・レストラン わさ
最近、筆者の家の近所にカウンターだけのレストランが開店して、料理が本格的だと評判になっている。そういえばここ最近、シェフと接客係の2人しかいないこぢんまりした店なのに、本格的で美味しい料理を出すレストランが話題に上る機会が増えた気がする。このような“こぢんまりレストラン”、実際に増えているのだろうか?

「増えているかどうかはわかりませんが、気になる存在なのは確かですね。私自身も最近、よく行きますよ」とは、All Aboutの首都圏のランチスポット・ガイドも担当するフードライター、菜々山いく子さん。インターネットの普及も、こういった店が話題になる要因ではないかと言う。

「食べるだけでなく、気に入ったお店をブログなどで紹介することを楽しみにする方も増えています。個性のある店の方が紹介しやすいので、特長のある小さなお店が話題になりやすいのかもしれません」

また、このようなスタイルの店では、R25世代の若手シェフも少なからず活躍している。何か理由はあるのだろうか?

「もともと料理人は、いつかは一国一城の主になりたいという独立志向を持った方が多い世界です。場所にもよりますが、最近は不動産の賃貸料も下がっていると思うので若い方でも独立しやすいのかもしれません」とは『dancyu』の町田成一編集長。

家賃や人件費などお店の経費が抑えられるおかげで、質の高い料理がリーズナブルに楽しめるのなら、こぢんまりレストラン、大歓迎だ。

「でも、一番の魅力は料理を作っている方とコミュニケーションを取りやすいこと。今食べている料理について、調理法や素材のことも直接お話しできて、安心して食事が楽しめるのも魅力です」(菜々山氏)

食材でも、生産者の顔が見えるものが昨今は人気を得ている。作り手の顔が見えるレストランは、確かに魅力的だ。今夜あたり、あなたもお気に入りの“こぢんまりレストラン”、探してみませんか?
(駒形四郎)


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