夢の“世界一周”にチャレンジ

第25回 話題の“格安航空”に乗ってみた!

2010.11.11 THU

夢の“世界一周”にチャレンジ


機内への乗り込みは、タラップを用いての搭乗。空港から直接、機内に乗り込めるボーディングブリッジを用いての搭乗は、使用料が高いため基本しない。徹底したコスト削減です

格安航空会社が“格安”であるからくりとは?



日本でも羽田への就航で話題になったLCC(Low Cost Career)、いわゆる格安航空会社。ヨーロッパではすでに20%以上のシェアを獲得しており、その存在感は増す一方です。はたして、通常の航空会社とどう違うのでしょうか? 世界一周の旅路の途中、試しに利用してみました。

お世話になったのは、アイルランド系のライアンエアーと、イギリス系のイージージェット。両社ともに、拡大を続けるヨーロッパ有数の格安航空会社で、なかでもライアンエアーは、0.99ユーロの航空券を発売するなど仰天価格で巷を騒がせる業界最大手です。

実は、格安航空チケットとはいえ、時間帯や混雑状況によって価格は上下します。さらに、税金や預け入れる荷物の重さによって付加料金が発生するので、あれよあれよと料金が膨れ上がったりすることも。それでも通常の航空券よりは安価で、場合によっては鉄道を利用するよりも安上がりだったりします。ただ、安さの裏には、様々なからくりが施されていました。

まずは航空券の予約。インターネット経由が基本となっており、旅行代理店を通しての予約はできません。これは、販売手数料などの経費を抑えるためのよう。予約後、eメールで送られてくる航空券がそのまま搭乗券になるものだから、自分でプリントアウトして空港に持ち込まなければなりません。このあたりからも、予約時の中間コストの徹底的な排除ぶりがうかがえます。 空港でのチェックイン時には、預け入れる荷物の重さと、機内に持ち込む手荷物の大きさを徹底的にチェックされます。というのも、ちょっとでもオーバーすると、追加料金を徴収されるからです。なかにはもめる人も多いようで、空港での押し問答をたびたび目撃しました。

さて、気になる機体ですが、ライアンエアーとイージージェットは中~小型機が中心。いざ機内に乗り込むと、左右にびっしりと座席が敷き詰められ、テレビモニターなどはもちろんのこと、シートテーブルや座席のリクライニング機能も付いていません。機内食や飲み物はもちろん有料。乗務員の仕事は最低限の安全管理、といった印象です。

さらに極めつきが、発着場所がメイン空港ではなく、郊外の空港であるケースが多いこと! 発着にかかるコストも徹底的に排除する、格安航空会社ならではの戦略です。そのため、市街中心地へ移動するために、さらなる出費を余儀なくされるわけでして…。予算を極力抑えたい僕らにとって、格安航空会社の存在はありがたい限りですが、様々な点を考慮に入れたうえでプランを練らないといけないわけですね。

立ち乗りサービスの提供や、肥満体の乗客に別料金を課す、なんて話もあったくらいですから、これからも続々と新たなサービスや料金プランが出てきそう。今後も格安航空会社の動向から目が離せません! 長谷川夫妻への応援メッセージや旅の裏ワザ、海外情報など、下記のボタンからご投稿ください。

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