こちら『食べる新調味料』開発部

第12回 乾きモンで作る究極の調味料『×○醤』

2010.11.11 THU

こちら『食べる新調味料』開発部


び、貧乏くさい…。まるで残りかすのようですが、これがXO醤(もどき)になるんです。 ※クリックで刻んだ状態(分量の目安に) 撮影/宇都宮雅之(厨ボーイ)

チープ素材で作るXO醤もどき



某ラー油のような、そのまま食べてもつまみになる調味料をいろいろ開発してきた当開発部も、残念ながら最終回。となれば、最高の調味料で有終の美を飾りたいところ。

最高の調味料といえば、1980年代に香港ペニンシュラホテルの料理長によって開発されたといわれるXO醤を思い浮かべる方もいるかもしれません。干し貝柱、中華ハム、干しエビなど高価な素材から作られるこの調味料は、「最高」という意味を込め、ブランデーの等級で最上級を表すXOの名が冠せられているわけです。

話変わって、貧乏臭い話になりますが家呑みなどで、乾き物のつまみが余ることありますよね。干からびたり湿気たりで結局もったいないと思いつつ処分してませんか?

はい。この無駄になりがちなつまみの余りを使って、最高といわれる「食べる調味料」を開発して最後を飾りたいと思います。


乾きモンで作る
究極調味料『×○醤』

<材料>
貝ヒモ 3本
焼きかま 5本 (チーズタラのチーズじゃない部分)
イカソーメン 5本 (もちろん刺身でなく乾きものの)
つまみ昆布 3cmぐらいの2本
サラミソーセージ 細いもの1本 
えびせん 5本
※目安なので適当に増減してください

<調味材料>
ゴマ油 大さじ3
鷹の爪 1本
ニンニク 1片
ネギ 4cmほど
紹興酒 小さじ2 (日本酒で代用可)
醤油 小さじ1
味噌 小さじ2

砂糖 小さじ1/2
コショウ ひとつまみ
素材からは想像できない複雑なうま味。これはもうXO醤と名乗っても…いや、やっぱ遠慮して×○醤にしときます。※クリックでオススメの×○野菜炒め、×○炒飯の調理例
<作り方>
1・材料を細かく刻み、紹興酒をふりかけなじませる
2・1に醤油、味噌を加え混ぜる
3・鷹の爪、ニンニク、ネギも細かく刻む。えびせんは細かく砕いておく
4・フライパンにゴマ油とネギ、鷹の爪を入れ熱する(揚げる調理につき、フライパンが大きくて油が広がりすぎるなら、傾けて油を“溜めた”部分で)
5・温度が上がり、泡が立って来たらニンニクを入れる
6・ニンニクに色がついてきたら、えびせん、2を入れ混ぜる。このとき水分が多いとはねるので注意
7・全体的に茶色く揚がってきたら、砂糖、コショウを入れ一混ぜしたら完成


XO醤の材料を知っている人には(?)なレシピかと思います。よく見ていただきたいのですが、今回は『×○醤』バツマル醤なんですね。あちらは高級食材を使った高級調味料ですが、今回は干し貝→貝ヒモ、中華ハム→サラミ、干しエビ→えびせん、とチープ食材で代用。

が、しかし! そのままつまんでよし、炒めものの調味料にしてよしの味が完成しました。
つまみが余るのを待たずとも、このために材料を買う価値のある味は出せた。企画中最高の「食べる新調味料」を作り出せた。そう自負するものの、あえていつもの自己☆評価はナシ。

素材も作り方も簡単なので、ぜひ実際に試していただき当開発部の実績にぜひとも白黒、いや○×つけてください。

ではまたどこかで! 12回の珍レシピにおつきあいいただきありがとうございました。
このおバカ企画の続きが見たい方、物好きなアナタの応援コメントをおまちしております。

では、食べ過ぎ飲み過ぎに注意してお過ごしください。

こちら『食べる新調味料』開発部の記事一覧はこちら

注目記事ピックアップ

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト