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ボブ・ディランの感性を“耳”ではなく“目”で感じる絵画展

2010.11.19 FRI


「The Drawn Blank Series」は、水彩画やグァッシュ画として制作され、全ての作品にボブ・ディランの直筆サインが入っている。上の作品は「Train-Tracks Portfolio」
「ボブ・ディラン」という名前。R25世代なら「聞いたことはある」という人が多いかもしれない。ボブ・ディランは1962年にレコードデビューを果たし、現在も精力的に音楽活動を続けるシンガーソングライター。はじめはフォーク、のちにロックを取り入れたスタイルで、「ライク・ア・ローリングストーン」などのヒット曲を世に送り出してきた。そして、しばしば「世代の代弁者」と称されるように、彼の楽曲の歌詞には反体制的なメッセージが込められ、若者たちから絶大な支持を得たのである。

型にはまることを嫌い、突然、フォークスタイルにロックを取り入れたり、時にはカントリーに近づいたり、映画やフェスティバルに出演したり、キリスト教に傾倒した時期もあった。グラミー賞やアカデミー賞など数々の賞を受賞し、1988年にはロックの殿堂入り。さらには詩人としてノーベル文学賞にノミネートされたほか、2008年には作詞力を称えられ、ピューリッツァ賞特別賞まで受賞するなど、ボブ・ディランとは、とにかく才能に溢れ、いつの時代も話題に事欠かない人物なのだ。

そんな彼のもう一つの才能。それが絵画だ。1989年から1992年のツアー中に描き留められた絵画やスケッチをもとに、2007年に自身により制作された「The Drawn Blank Series」が、このたび日本で初公開される。彼が発信し続けた珠玉の楽曲同様、散文的な詩や音楽の特徴がビジュアルで表現された味わい深い作品の数々は、彼を知らない人の心の琴線にさえ触れてくるだろう。
(内藤香苗/クレッシェント)

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